【米国株】2023-01-23週の振り返りと今週の戦略（保有・監視銘柄）

先週の米国相場はTSLA、NVDA、META、AAPLなどの大型ハイテク株が上昇を牽引し、株式相場は力強く上昇しました。

50日移動平均線を超えて上昇している銘柄の割合が特にナスダックを中心に増加しており、買われ過ぎの水準に近づいており、短期の上昇トレンドも終盤戦に近づいています。

今週は、2/1 FOMC議長会見、2/1〜2/2にMETA、GOOG、AMZN、AAPLの決算発表、2/3 雇用統計とイベントが盛り沢山です。大きく相場が動く一週間になりそうです。

それでは、チャートを確認しながら先週の相場を振り返っていきましょう。

先週の振り返り

先週の振り返り

相場環境

ナスダックの高値–安値銘柄数はプラス圏を維持しているものの、MACDを確認すると上昇の勢いは落ちてきているように見えます。

VIXは下落を継続して-6.85%で終えています。2022年4月の安値を割り込んで18.5まで下がっています。まだ上昇する兆候は見られません。

米国債の10年金利は+0.60%と小幅な上昇となりました。小さなダブルボトムのパターンを形成しかけており、上昇し始める可能性が高そうな動きをしています。

ナスダックは+4.72%と力強く上昇しました。2022年1月から始まった下落トレンドのラインをブレイクして上昇しています。

S&P500も+2.47%と力強く上昇し、2022年1月から始まった下落トレンドのラインをブレイクしています。

ダウは+1.82%上昇して、前週の下落から少し戻しています。明確な方向性は出ておらずレンジ相場の動きとなっています。

ラッセル2000は+2.36%上昇し、2022年11月の高値を切り上げて終えています。

原油価格は-2.80%の下落となっています。まだ緩やかな短期の上昇トレンドのチャネルの範囲で推移しています。

天然ガスは-10.24%と強い下落が続いており、2.5を割り込む可能性が高まってきています。この後、どこまで下落が進むかですが、過去のチャートを確認すると2.5から1.4の範囲で底打ちしていることが多かったです。明確な反転のサインが出るまで様子見です。

金価格は+0.06%と小幅な値動きで横ばいを継続しています。上昇トレンドのチャネルの範囲内で推移しています。

銅価格は-0.68%と小幅に下落しました。上昇トレンドのチャネルの範囲内で推移しています。

小麦価格は+1.15%と小さく上昇しています。2022年10月から始まった短期の下落トレンドのラインに到達していますが、まだ明確なブレイクアウトにはなっていません。

セクター分析

一般消費財、情報技術が力強く上昇しました。ヘルスケア、公益事業、ディフェンシブが弱い動きとなっています。

業種別のパフォーマンスを見ると、自動車、トラックに非常に強い上昇が見られます。オフィスREIT、ウラン、海運も良いパフォーマンスとなっています。銀、半導体装置、石油ガス関連のセクターが弱い動きとなっています。

個別銘柄の動向

TSLAが+33.34%という非常に強い動きとなっています。その他にもAAPL、NVDA、META、AMZNなどの大型株、SQ、NET、MDB、SHOP、SNOWなどのソフトウェア銘柄、金融セクターではAXP、COFなどのクレジットサービスも力強く上昇しました。

一方、製薬（MRK、AZN、PFE）、ディフェンシブ（PG、CL、KMB）、鉄道（CSX、UNP）に弱い動きが見られます。

先週は週間で10%以上の上昇が見られた銘柄は、166件と先週の67件から大きく増加しました。ソフトウェア（XM、SRAD、SHOP、DOMO）、バイオテクノロジー（PLRX、PHAT、NTLA、VTYX）、インターネット小売（W）、自動車（LCID、TSLA、RIVN）が大きく上昇しています。