【米国株】2026年9月21日週 トレード戦略

投資戦略

3行まとめ

  1. 価格は戻り、中身はさらに壊れました。 S&P 500 は先週の下値を一度割ったあと、金曜に取り返して引けました。ただし 200日線の上にいる銘柄は1週間減り続けています。
  2. 今週の焦点は FOMC ではありません。9/16(水) に終わっています。 主役は 9/22・9/23・9/24 の国債入札3本と、Fed 高官4人の発言です。金利観を決める主要指標 (PCE・雇用統計・CPI) は今週なく、いずれも 9/30 以降です。
  3. リスク資産 46% を据え置きます。今週は売買しません。 さらに削る根拠も、戻す根拠も、今はどちらもありません。そのかわり戻す条件を先に決めておきます。

今週のアクション

今週のモデル配分は、コア 14% / 防御 18% / テーマ 14% / 現金 54%。リスク資産は 46% です。
前週から動かしません。先週の警戒シナリオが発動して2件の執行が済んでおり、今週の起点は 54% ではなく 46%です。

以下はモデル配分例です。実際の売買判断は各自のリスク許容度で。

先週までに済んだ執行: 9/14(月) 引けに SPX が 7,636.4 を終値割れ (7,619.98) したため、9/15(火) 寄りで 54% → 47% (SPY 12→9 / DIA 6→4 / XLV 13→11)。9/15(火) 引けに GC が 4,415.0 を終値2日連続割れ (4,351.90 / 4,332.80) したため、9/16(水) 寄りで GLD 11% → 10%。ここでリスク資産が 46% になりました。

モデル配分 (今週)

銘柄 先週の執行後 (今週の起点) 今週 変化 実行タイミング 意図
SPY 9% 9% ±0 新規執行なし SPX 7,650.50 は新しい支持 7,590.1 の 0.79% 上。戻りが内部に波及していない
QQQ 1% 1% ±0 新規執行なし NDX 29,644 の上は 30,839.1 まで、下は 28,245.3 まで何もない。増やす場所ではない
DIA 4% 4% ±0 新規執行なし Dow 52,359.0 が支持から抵抗へ変わり、その下で引けた
XLV 11% 11% ±0 新規執行なし 週 +1.58% で11セクター中首位。ただし1ヶ月 -4.61% からの買い戻し
XLP 7% 7% ±0 新規執行なし 参加率 4.8% で売られ過ぎ。防御になっていないが、既に薄く削る先がない
GLD 10% 10% ±0 新規執行なし GC 4,424.90 は手描き線 4,415.0 の 0.22% 上。全資産で最も薄いマージン。11→10% は 9/16(水) 寄りで執行済み
XLE 4% 4% ±0 新規執行なし WTI は $105.83 から $100.30 へ反落。積む材料はないが、供給不安が続く以上ゼロにもしない
BIL / 現金 54% 54% ±0 新規執行なし BIL $91.55。3ヶ月金利 4.140% でキャリーがあり、待機コストが低い

カテゴリ合計: コア 14% / 防御 18% / テーマ 14% / 現金 54% = 100% (リスク資産 46%)

$100K ポートフォリオ例: SPY $9K / QQQ $1K / DIA $4K / XLV $11K / XLP $7K / GLD $10K / XLE $4K / BIL・現金 $54K

なぜ「据え置き」なのか

今の局面で想定するリスク資産の上限レンジは 51〜57% (中位 54%) です。46% はその下限をさらに 5pt 下回ります。つまり、総量の面から今週さらに削る根拠はありません。

一方で、相場の信号を「悪化」から一段戻すための条件は 3つとも未達です。10年債は 4.708% を終値で上抜けたままで、解除までの距離は前週の -25.2bp から -30.2bp へ広がりました。戻す根拠もありません。

上限レンジは「ここまでは持てる」を示すだけで、「そこまで戻せ」とは言っていません。先週決めた非対称をそのまま使います — 削りすぎは機会損失で済みますが、戻しすぎは実損になります。だから戻す側にだけ「終値2日連続」「データ2点連続」という時間条件を課しています。

ただし、片道になっている点は正直に書きます。先週は価格で削りましたが、その価格は 9/18 に戻りました。それでも巻き戻さないのは、削った目的が価格ではなく内部の劣化への防御だったからです。とはいえ価格で削って価格が戻っても戻さない設計は、削減を一方通行にします。そこで今週、内部指標の側に戻す条項を置きます。

【新設】部分復元の条項
200日線上の銘柄比率 (生値) が 57.88% 超を、データ2点連続で確認したら、確認翌営業日の寄り想定でリスク資産を 46% → 51% へ戻します。
現在 53.29%。必要な改善は +4.59pt です。
内訳は コア 14% → 19% (SPY 9→12 / QQQ 1→2 / DIA 4→5)、防御 18% 維持、テーマ 14% 維持、現金 54% → 49%。合計 100%。

この水準を選んだのは、①見かけの改善に左右されない水準そのものの基準であること、②想定レンジの下限 51% と一致すること、③短期平均を上向きに転じさせる水準であることの3点です。戻し先をコア指数に集めるのは、この指標の回復が「参加する銘柄が増えた」という意味だからです。

今週最大の落とし穴 — 週後半の「底打ち」表示は本物ではありません

Uptrend Ratio の色 (GREEN / RED) は、10営業日前の比率と今の比率を比べているだけです。比較の相手が 9/9〜9/11 の谷に入れ替わるため、今の水準のまま横ばいでも、週後半は自動的に GREEN になります。

取引日 比較の相手 必要な比率 現在 13.89% から 意味
9/21(月) 9/07 (20.91%) 20.91% 超 +7.02pt ほぼ不可能
9/22(火) 9/08 (16.49%) 16.49% 超 +2.60pt 困難。成立すれば本物の改善
9/23(水) 9/09 (14.42%) 14.42% 超 +0.53pt 達成可能だが境界
9/24(木) 9/10 (12.57%) 12.57% 超 -1.32pt 下げても成立
9/25(金) 9/11 (13.43%) 13.43% 超 -0.46pt 下げても成立

「Uptrend Ratio が底打ち」という見出しを見たら、生の比率が 16.49% を超えているかを必ず確認してください。超えていなければ、比較の相手が動いただけです。色を単独の買い材料にしてはいけません。

今週の判定条件

一段戻す条件 (3つのうち2つ成立): Uptrend Ratio が GREEN へ転換し、かつ 15.52% 以上をデータ2点連続 / 200日線上の比率 64.0% 以上をデータ2点連続 (現在 53.29%、+10.71pt) / SPX 7,833.4 超を終値2日連続 かつ VIX 17 未満を終値2日連続 (VIX 側は 9/17・9/18 で成立済み)

総量だけ戻す条件: 200日線上の比率 57.88% 超をデータ2点連続46% → 51%

さらに守りを固める条件: シナリオ③のトリガーと同じです (1日で確定するもの1本、または2日続いて確定するもの1本、または日次データで確定するもの2本)。個々の水準は③にまとめました。

強気側へ戻さないための条件 (3本とも成立中): 10年債 4.708% 終値上抜け (現在 5.010%、解除に -30.2bp) / 30年債 5.30% 終値上抜け (5.340%、-4.0bp) / WTI $93.50 終値上抜け ($100.30、-6.78%)

同時に成立した場合は守りを固める側を優先します。差が 0.1% 以内の境界は判定せず、翌営業日の終値まで持ち越します。


売買レベル

手描きの水平線は前週から引き直されています。前週の数値をそのまま使わないでください。

対象 下方の水準 上方の水準 防衛ライン (時間基準)
S&P 500 7,590.1 (-0.79%、SPY ≈ $755.68) 7,833.4 (+2.39%、SPY ≈ $779.90) 7,590.1 を終値割れ。次の支持 7,232.1 まで 5% 近い空白
Nasdaq 100 28,245.3 (-4.72%、QQQ ≈ $687.40) 30,839.1 (+4.03%、QQQ ≈ $750.53) 29,644 から上も下も参照水準がなく、どちらへも速く動く
Dow 50,544.1 (-2.20%、DIA ≈ $504.52) 52,359.0 (+1.31%、抵抗へ転換) 50,544.1 を終値2日連続割れ
Russell 2000 2,719.2 (-4.94%、IWM ≈ $270.08) 2,883.0 (+0.79%、抵抗へ転換) 2,719.2 を終値2日連続割れ。4指数で最も脆く、先行警告として見る
米国債 10年 5.000% (-1.0bp) / 4.806% / 4.708% (前週から引き継いだ判定用の水準で、今週のチャートに対応する線はありません) 10年 5.15%(+14.0bp) / 2年 4.90%/ 30年 5.40% 5.000% より上にチャート上の線が1本もありません。週足高値 5.041%。今週の金利は入札3本と Fed 高官4人で決まります
金 GC / GLD 4,415.0 (-0.22%、GLD ≈ $400.27)。下は 3,982.4 まで空白 4,924.3 (+11.29%、GLD ≈ $446.44) 4,415.0 を終値2日連続割れが再成立なら GLD を 9% へ (減らした分は現金)
WTI 原油 / 銅 WTI 88.32 (-11.94%) / 銅 6.5000 (-2.86%)・6.3765(-4.71%)・6.0435 (-9.68%) WTI 111.29 (+10.96%) / 銅 6.8035 (+1.7%) WTI は 88.32〜111.29 の約23ドルに水準が1本もなく、値動きが速くなりやすい。銅は今週の安値 6.3445 が 6.3765 で反応して戻しており、割れた場合の次の支えは 6.0435 まで約 4.9% 空いています
VIX 14.00 (-5.47%) 16.00 / 20.00 (+35.0%) / 23.00 (+55.3%) / 26.00 週足下ヒゲ 0.5% で週安値引け

データ時点: 2026/9/18(金) 終値 (FMP API)
SPX 7,650.50 / NDX 29,644.17 / DJI 51,682.64 / RUT 2,860.40 / VIX 14.81 / SPY $761.69 / QQQ $721.45 / DIA $515.88 / IWM $284.10 / GLD $401.17 / SLV $59.93 / TLT $81.25 / BIL $91.55 / XLE $64.31 / XLP $82.80 / XLV $168.39 / URA $41.65 / 2Y 4.760% / 5Y 4.860% / 10Y 5.010% / 30Y 5.340% / 3M 4.140% / 2s10s 25bp / GC $4,424.90 / WTI $100.30 / 銅 $6.6915 / 天然ガス $2.912
実勢換算比率は SPX/SPY 10.0441 / NDX/QQQ 41.0898 / DJI/DIA 100.1834 / RUT/IWM 10.0683 / GC/GLD 11.0301 で、固定10倍換算は使っていません。


重要イベント

日付 (JST) 日付・時刻 (ET) イベント 重要度 見るポイント
9/23(水) 02:00 9/22(火) 13:00 2年債入札 ($690億) 最重要 利上げ示唆の直後に短期債が買われるか。2年債は2週で +39.0bp Treasury / 結果
9/22(火) 23:05 / 23:20 9/22(火) 10:05 / 10:20 Williams NY連銀総裁 → Jefferson 副議長 (ともに NY連銀の国債市場カンファレンス) 最重要 2年債入札の当日に、国債市場を実務で担う NY連銀の総裁が副議長の15分前に話します。政策の方向性は期待しにくく、Q&A での言及が本体 NY連銀 公式アジェンダ
9/23(水) 00:05 / 05:25 9/22(火) 11:05 / 16:25 Brooke 財務副長官 / Perli 氏 (Fed の市場操作を統括する担当者) Perli 氏は国債の需給を直接動かす立場で、登壇は入札当日の引け後です。同じカンファレンスの続きです
9/24(木) 21:50 9/24(木) 8:50 Hammack クリーブランド連銀総裁 (開会の辞) クリーブランド連銀・ECB 共催のインフレ会議 公式アジェンダ
9/26(土) 03:00 9/25(金) 14:00 Hammack 総裁 政策パネル (ECB 副総裁 Vujčić と同席) パネルは 03:00〜04:00 JST、米国株の引けはその1時間後の 05:00 JSTです。場中に見て、引けで反応を確認できます。週明けまで持ち越しになる話ではありません
9/24(木) 02:00 9/23(水) 13:00 5年債入札 ($700億) + 2年 FRN ($280億) 2s10s は 25bp。弱ければフラット化、強ければスティープ化
9/23(水) 23:05 9/23(水) 10:05 Barr 理事 講演 (住宅) 5% 台の金利と住宅という今週のテーマに直結
9/23(水) 22:45 9/23(水) 9:45 S&P Global 米 PMI 速報 (9月) 民間指標。各国速報の正確な時刻は公式で確定できていません
9/23(水) 23:30 9/23(水) 10:30 EIA 週間石油在庫 サウジ復旧の進捗と在庫
9/25(金) 02:00 9/24(木) 13:00 7年債入札 ($440億) 最重要 3本の最後。無難なら「5% は消化された」の確認になる
9/24(木) 21:30 9/24(木) 8:30 新規失業保険申請 今週の数少ない一次データ DOL
9/24(木) 23:00 9/24(木) 10:00 新築住宅販売 (8月) KBH と同じ問いに答える Census
9/25(金) 21:30 9/25(金) 8:30 耐久財受注 速報 (8月) 5% 台の金利で大型耐久財は売れるか
9/25(金) 23:00 9/25(金) 10:00 ミシガン大 消費者態度指数 (9月 確報) 民間指標

今週ないもの: PCE と GDP 確定値は 9/30(水)、消費者信頼感は 9/29(火)、雇用統計は 10/2(金)、CPI は 10/14(水)。次回 FOMC は 10/27(火)-28(水) で、経済見通し (SEP) はありません。

Fed のブラックアウト期間は 10/17(土) 00:00 ET 〜 10/29(木) 23:59 ET (PDF の規程文言から算出)。今週はブラックアウトではありません。

決算 — リリース

時刻を公式が書いているのは BB の1社だけです。残り11社は公式が時刻を書いていない、ABVX は公式ページ自体を確認できていないという別々の理由で、いずれも時刻を補っていません。

日付 (ET) 銘柄 (時価総額 / タイミング) 公式が示す時刻
9/21(月) ABVX Abivax $7.71B AMC IR 確認できていません (下の注を参照)
9/22(火) AZO $46.6B BMO IR / THO $3.53B BMO IR / KBH $2.89B AMC IR / WOR $2.81B AMC IR 4社とも未明示
9/23(水) CTAS $79.1B IR / PAYX $41.3B BMO IR / GIS $19.4B BMO IR / FUL $2.66B AMC IR 4社とも未明示 (CTAS は BMO/AMC も未明示)
9/24(木) COST $397.1B AMC IR / DRI $24.0B BMO IR / SNX $21.3B BMO IR / BB $4.68B BMO IR BB のみ 8:00 ET = 9/24(木) 21:00 JST

決算 — カンファレンスコール / ウェブキャスト

リリースとは別の予定です。WOR と FUL はリリースとコールが別の日なので注意してください。

日付 (ET) 銘柄 時刻 (ET) 時刻 (JST) 種別
9/22(火) AZO 10:00 9/22(火) 23:00 call
9/22(火) KBH 17:00 9/23(水) 06:00 call
9/22(火) THO コールなし リリースと同時に Q&A 文書とスライドを IR に掲載
9/23(水) WOR 8:30 9/23(水) 21:30 call (リリースは 9/22 引け後)
9/23(水) GIS 9:00 9/23(水) 22:00 webcast (経営陣コメントは事前収録、当日は Q&A のみ)
9/23(水) PAYX 9:30 9/23(水) 22:30 call
9/23(水) CTAS 10:00 9/23(水) 23:00 webcast
9/24(木) BB 8:00 9/24(木) 21:00 call
9/24(木) DRI 8:30 9/24(木) 21:30 call
9/24(木) SNX 9:00 9/24(木) 22:00 call
9/24(木) FUL 10:30 9/24(木) 23:30 call (リリースは 9/23 引け後)
9/24(木) COST 17:00 9/25(金) 06:00 call。今週唯一、指数を動かす規模
9/21(月) ABVX 確認できていません 時刻は書きません

今週の決算は、月曜の ABVX を除けば3つの問いに束ねて読めます。

① 5% 台の金利で家と大型耐久財は売れるか。KBH (9/22 引け後) → 新築住宅販売 (9/24) → 耐久財受注 (9/25) の順です。KBH は 52週安値 $44.03 の近く、THO は 52週安値 $67.31 のほぼ真上にいます。木曜の指標より火曜の KBH のガイダンスのほうが先に情報を出します。そして今週、悪いニュースが株にとって良いニュースになりうる経路はここだけです。住宅と耐久財の弱さだけが「年内もう1回は不要」の材料になりえます。

② 景気の広がりはあるか。中小企業の給与計算を扱う PAYX と、制服・施設サービスの CTAS が水曜の朝に揃います。指標が空白の週では、ここが最も価値のある情報です。

③ 消費の本丸は持ちこたえているか。COST は 52週高値から -18.4%、200日線を大きく下回った状態での決算です。DRI は 200日線の上。このコントラストが消費の実像を教えます。


シナリオ別プラン

以下の確率はすべて筆者個人の推定値です。テクニカル (42/20/30/8)、市場環境 (43/15/34/8)、ニュース (40/18/30/12)、前週の記事 (38/15/35/12) の4系列を統合しました。リスクオンを 16% と低めにしたのは、見かけの改善に惑わされないためです。テールを 10% としたのは、きっかけの候補は3本生きている一方、株のボラティリティ側の条件が最も遠いからです。

① 分裂したレンジの継続 (Base) — 筆者推定 41%

内容: SPX は 7,590.1 と 7,833.4 の間、NDX は 28,245.3 と 30,839.1 の間で推移する一方、Dow と Russell 2000 は割り込んだ水準の下で戻りきれない。10年債は 5.0% 前後で高止まりし、資金は半導体・サイバー・ヘルスケアへ集中し続けます。200日線上の比率は 50〜57.8% の帯で動き、短期平均と長期平均の逆転は解消しません。

トリガー (すべて満たす): SPX 7,590.1 を終値で維持 + 10年債 5.15% を終値で上抜けない + VIX 20 を終値2日連続で超えない + 200日線上の比率 50% を割らない + 入札3本が大きく崩れずに通過

想定レンジ: SPX 7,590〜7,833 / NDX 28,900〜30,300 / VIX 14〜18 / 10年債 4.90〜5.10% / WTI $95〜108

アクション: 据え置き — コア 14% / 防御 18% / テーマ 14% / 現金 54% (リスク資産 46%)

② 内部の回復による部分復元 (Risk-On) — 筆者推定 16%

内容: 入札3本が強く消化されて2年債が買われ、曲線がスティープ化。Nasdaq 100 が 30,839.1 を上抜けます。ただし重要なのは指数ではなく、参加する銘柄が増えることです。

必須トリガー (これ単独で執行): 200日線上の比率 57.88% 超をデータ2点連続 (現在 53.29%、+4.59pt)

補強材料 (単独では執行しません): Uptrend Ratio 16.49% 超 (色ではなく水準で判定) / NDX 30,839.1 終値上抜け / 10年債 5.000% を終値2日連続下回る / VIX 14.00 を終値で下回る

16% に抑える理由: 指数の高値更新を支える内部の前提が欠けています。Uptrend Ratio 13.89%、11セクター中で上昇トレンドは Technology の1本だけ、200日線上は 53.29% です。加えて週後半の色の変化は見かけの改善にすぎず、強気に戻さない3条件も成立したままで、10年債は解除まで -30.2bp あります。さらに、前週に強気側の経路として挙げていた材料が1本消えました — 9/13(日)、オマーン仲介の湾岸諸国-イラン協議が無期限延期されています。ホルムズ海峡の閉鎖は続き、9/13 時点の通航は約 7.7隻/日 (戦前 125隻/日) です。

アクション: コア 14% → 19% (SPY 9→12、QQQ 1→2、DIA 4→5) / 防御 18% 維持 / テーマ 14% 維持 / 現金 54% → 49%。リスク資産 51% (合計 100%)。執行は確認翌営業日の寄り想定

③ 金利主導の調整が指数へ波及 (Caution) — 筆者推定 33%

内容: Dow と Russell 2000 で既に起きている下落が、S&P 500 と Nasdaq 100 へ波及します。入札が滑って短中期がさらに売られ、曲線はフラット化 (最悪は逆転)。SPX が 7,590.1 を割って 7,232.1 方向へ向かいます。

根拠: 第一に、価格の回復が内部の劣化を止めていません。9/17 に SPX が +1.14% 上げた日に、200日線上の比率は 53.49% → 53.29% と下がりました。第二に、短期平均と長期平均の差は 9/10 の +0.21pt から 9/17 の -5.29pt へ、5営業日で 5.50pt 反転しています。その間、指数は実質横ばいでした。指数が動かないまま内部の差だけが開く局面は、どちらかへ収束します。第三に、需給が金利側に偏っています。利上げ示唆の直後に3日連続で国債が供給され、PCE・雇用統計・CPI は翌週以降です。今週は新規失業保険申請 (9/24)、新築住宅販売 (9/24)、耐久財受注 (9/25) などを見ることになりますが、金利観を大きく動かす力は限定的で、主役は入札の需給と Fed 発言です。

トリガー (下記のいずれか):

  • 1日で確定 (終値ベース、1本): SPX 7,590.1 終値割れ / NDX 28,245.3 終値割れ / 10年債 5.15% 終値上抜け / 2年債 4.90% 終値上抜け
  • 2日続いて確定 (1本): VIX 20超を終値2日連続 / Dow 50,544.1 を終値2日連続割れ / 30年債 5.40% を終値2日連続上抜け
  • 日次データで確定 (2本): 200日線上の比率 50% 割れ / 50日線上の比率 30% 割れ (現在 31.54%) / Uptrend Ratio 12.09% 割れ

アクション: コア 14% → 9% (SPY 9→6、QQQ 1 維持、DIA 4→2) / 防御 18% → 17% (XLV 11→10、XLP 7 維持) / テーマ 14% 維持 (金利上昇とインフレ期待が同時に効く局面で、GLD と XLE を落とす理由がありません) / 現金 54% → 60%。リスク資産 40% (合計 100%)。執行は確認翌営業日の寄り想定

④ 金利ショックと金融ストレスの同時進行 (Tail Risk) — 筆者推定 10%

内容: 10年債が 5.15% 以上へ急騰し、2s10s が 10bp 以下へ、あるいは逆転します。金融セクターの下落が加速して株債同時安となり、VIX が 26 を超えます。

前提は相当そろっています。10年債 5.000% の上に参照水準がなく、TLT $81.25 は52週安値 $80.67 の 0.71% 上、2s10s は 25bp まで縮んでいます。金融は今週すでに GS -8.47% / BAC -7.91% を経験しました。それでも 10% にとどめるのは、2つの条件が同時に要るからです。株のボラティリティ側で必要な VIX 23 は +55.3% 先にあります。そして今回の金融株の急落は信用の問題ではなく、収益ガイダンスの下方示唆 (9/14、BAC の Moynihan CEO による投資銀行手数料の前年比10%超の減少示唆) と特定できています。この区別は決定的です。信用が毀損したなら新しいきっかけになりますが、収益見通しならセクター内の業績問題にとどまります。

トリガー (2つの同時成立。片方だけなら③の範囲内):

  • 1つめ (株のボラティリティ): VIX 23超を終値2日連続 (26超はザラ場で確認し即時扱い) または SPX 7,232.1 を終値2日連続割れ
  • 2つめ (原因の特定): 10年債 5.15% 終値上抜け または 入札3本のいずれかが大幅に不調 または (TLT $80.67 終値割れ かつ 30年債 5.40% を終値2日連続上抜け)

アクション (緊急防御モード): コア 14% → 5% (SPY 9→3、QQQ 1→0、DIA 4→2) / 防御 18% → 14% (XLV 11→7、XLP 7 維持) / テーマ 14% 維持 / 現金 54% → 67%。リスク資産 33% (合計 100%)。VIX 26 超をザラ場で確認した場合のみ、モデル上はザラ場での即時リスク削減を検討します。


マーケット状況

指標 現在値 判断
10年債 / 2年債 5.010% / 4.760% (週 +5.0bp / +13.0bp) 5.000% はチャート上の最上位の線で、週足終値で上抜けたのは今回が初めて。その上に線が1本もありません
2s10s 25bp 年限が短いほど売られる構図が続き、逆転までの距離は 25bp です
VIX 14.81 (週 -6.5%、週安値引け) 過去3ヶ月では 12.5 パーセンタイルですが、過去10年では 32.3 パーセンタイル。歴史的低位ではありません
200日線上の比率 (生値) 53.29% (9/17 CSV) 50-60% は「狭いラリー / 境界」。危機水準ではありませんが、8/27 の 70.66% から3週間で 17.4pt 下げました。9/10 から 9/11 に 1.80pt 戻す場面を挟みましたが、その後さらに下げています
短期平均 / 長期平均 57.88% / 63.17% (差 -5.29pt) 9/11 に短期が長期を下抜けました。長期平均が「健全」に見えるのは 200営業日分の記憶を持つためで、過去の残像です
50日線上の比率 31.54% (9/17 CSV) 200日線上より 21.75pt 低く、短期の傷みが長期より深い状態です
Uptrend Ratio 13.89% RED(9/18 CSV。396/2,851銘柄) 15% 未満は危機帯。ただし 9/10 の 12.57%・9/16 の 12.09% から横ばい圏で、さらに悪化はしていません
S&P 500 / Nasdaq 100 7,650.50 / 29,644.17 (週 -0.08% / +0.94%) 静かに見えるのは、CRWD +14.95% / PANW +9.96% / AMD +8.46% と GS -8.47% / BAC -7.91% / CEG -10.55% が相殺されたためです
Dow / Russell 2000 51,682.64 / 2,860.40 (週 -1.69% / -1.50%) この2指数は支持を抵抗へ変え、その下で週を終えました。Dow の下げの主因は金融です
金 GC / GLD $4,424.90 / $401.17 (週 +0.36%) 週足下ヒゲ 61.1% の陽線で、4,415.0 を週末に奪還。9/16 から3日続伸
TLT $81.25 52週安値 $80.67 の 0.71% 上。株高の週に戻せておらず、ヘッジとして機能していません
セクター参加率 上昇トレンドは Technology 25.4% の1本のみ 10セクターが下降で、うち5つが売られ過ぎ (Utilities 1.3% / Real Estate 1.4% / Consumer Defensive 4.8% / Consumer Cyclical 6.4% / Basic Materials 7.9%)

Uptrend Ratio は 9/18 CSV、Market Breadth は 9/17 CSV の時点です。両方とも日次更新で、遅れは 0-1 営業日です。Breadth チャート画像は今週も提供されていないため、これらの数値は CSV だけが出典で、目視でのクロスチェックは行っていません。セクター参加率のデータには日付の列がなく、時点を特定できません。

FOMC 後の株高を「金利が下がったから」と読むのは誤りです。10年債は 9/18 に 5.01% へ戻して引けており、FOMC 当日と同じ水準です。説明は、曲線のベアフラット化・原油の2日続落 (-5.23%)・9/14 の AI 個別物色・9/18 のクアドラプル・ウィッチングの4本で、金利低下は含まれません。サイバー勢の上昇も 9/14(月) の単日で作られています(CRWD +15.25% / PANW +13.98% / OKTA +12.82% / FTNT +8.87%)。

割高さが原因の相場ではありません。今週はじめて実測できた予想 PER は 19.1倍で、5年平均 19.8倍を下回ります。Q3 2026 の予想 EPS 成長率は +28.9%、IPO 件数は前年比 -30.1%。この市場の弱点はバリュエーションではなく、参加している銘柄が減り続けていることです。広範な退避は不要ですが、主導セクターが折れたときに受け皿がないことへの備えは必要です。

海外中銀も同じ週に同じ方向へ傾きました。日銀は 9/18 に利上げ (1.00% → 1.25%、1995年以来31年ぶりの高水準) しましたが、7-2 の多数決だったため円は下落し USD/JPY は 157 を回復しました。BOE は 9/17 に据え置き (3.75%) でしたが 6-3 の割れで、3名が即時 4.00% を主張しています。10年債 5.010% を米国だけの要因として読むべきではありません。


コモディティ・セクター戦術

対象 現値 方針 根拠
金 GC / GLD GC $4,424.90 / GLD $401.17 GLD 10% 維持 手描き線 4,415.0 の 0.22% 上で全資産最薄。再度の終値2日連続割れでのみ 9% へ
WTI / XLE WTI $100.30 / XLE $64.31 XLE 4% 維持。積み増しません 9/15 の $105.83 から -5.23% 反落。サウジの復旧は全面まで約6週間との見方。リビアでも火種が1本増えました — NOC が、石油施設警備隊の抗議参加者による Hamada-Zawiya 輸出パイプラインのバルブ閉鎖で3油田の操業を停止し、継続なら不可抗力の宣言もありうると明示しています
銅 HG $6.6915 (週 +2.19%) 新規建てなし 今週の安値 6.3445 が手描き線 6.3765 で反応。上値 6.8035 まで +1.7% しかない
ヘルスケア XLV $168.39 11% 維持。戻す材料は 10/28 まで出ません BSX は 9/9 に出荷まで全面復旧した一方、9/8 の 8-K が示したガイダンス未達の可能性は撤回されず、修正見通しは 10/28 のまま
生活必需品 XLP $82.80 7% 維持 参加率 4.8% で売られ過ぎ、週 -0.69%。防御になっていないが削る先がない
長期債 TLT $81.25 組み入れません 52週安値の 0.71% 上。金利上昇局面では逆方向に動きます
ウラン URA (未保有) $41.65 (週 -5.33%) 新規建てなし チャート未提供のため新規の水準は設定しません

CEG の -10.55% ($254.71、52週安値圏) は金利要因ではありません。材料は Citi による目標株価の引き下げ ($348 → $297、Neutral 据え置き) で、理由は PJM の信頼性リスクに関する重要会合を受けたモデル更新です。30年債は週間 -1.0bp とほぼ動いておらず、AI データセンター電力テーマの剥落として読んでください。


兼業運用ガイド

朝チェック (5分)

  1. 10年債 5.000% を最初に見る。終値で維持しているか、5.15% 方向へ動いたか。上には参照水準が1本もありません
  2. SPX 7,590.1。終値で割れていれば③が1本成立です。マージンは -0.79% しかありません
  3. 200日線上の比率 (CSV)。57.88% 超が2点続けば部分復元。50% 割れだけでは守りを固めません — 「50% 割れ / 50日線上 30% 割れ / Uptrend 12.09% 割れ」の2本がそろってはじめて発動します
  4. Uptrend Ratio は色ではなく「16.49% 超かどうか」で見る。週後半の GREEN は自動的に起きます
  5. VIX 20。終値で超えた日が2日連続かどうか

夜・早朝チェック (JST)

JST イベント 見るポイント
9/23(水) 02:00 2年債入札 $690億 結果は締切の数分後。落札の弱さが金利に出るか
9/22(火) 23:05 / 23:20 Williams NY連銀総裁 → Jefferson 副議長 この2人はセットで見てください。入札と同じ日で、総裁が副議長の15分前に話します
9/23(水) 05:25 Perli 氏 (Fed の市場操作を統括) 入札当日の引け後。国債の需給に最も近い立場からの発言です
9/24(木) 02:00 5年債入札 $700億 + 2年 FRN 2s10s がフラット化するかスティープ化するか
9/25(金) 02:00 / 03:00 7年債入札 $440億 / SCOOS (ディーラー資金調達条件の調査) 入札は3本の最後。無難なら 5% は消化されたと読める。SCOOS は、先週の金融株の下げが収益見通しの話にとどまるのか、資金調達や信用の話へ広がっているのかを見られる今週唯一の公式資料です
9/25(金) 06:00 COST カンファレンスコール 今週唯一、指数を動かす規模。日本の早朝に出ます
9/26(土) 03:00 Hammack 総裁 政策パネル パネルは 03:00〜04:00 JST。米国株の引けは 05:00 JST なので、場中に見て1時間後の引けで反応を確認できます

今週の注意点

  • FOMC の結果の読み方に注意してください。「Fed が年内もう1回上げると決めた」は誤りです。正しくは「参加者の中央値が年内もう1回を示した」。Warsh 議長はドットを提出していません。タカ派の会見でしたが、先行きの約束は意図的に出されていません。決定自体は +25bp で 3.75-4.00%、全会一致 12-0、2026年末の中央値は 4.1% (6月は 3.8%)、18人中16人が追加利上げを見込んでいます
  • 今週いちばん価値のある情報は、Uptrend Ratio の罠です。9/24(木)・9/25(金) は比率が下がっても GREEN になります。「底打ちした」という見出しを見たら、必ず生の比率が 16.49% を超えているかを確認してください
  • 10年債 5.010% の問いに正面から答える主要指標は今週ありません。PCE・雇用統計・CPI はすべて 9/30 以降で、今週の一次データは新規失業保険申請 (9/24)、新築住宅販売 (9/24)、耐久財受注 (9/25) にとどまります。金利は入札の需給 (9/22・9/23・9/24 の 13:00 ET = 翌 02:00 JST) と Fed 高官4人の発言で決まります。とくに火曜は、NY連銀の Williams 総裁と Jefferson 副議長が入札の3時間前に、Fed の市場操作を統括する Perli 氏が引け後に話します。日付が重なっているのは偶然ではありません。日本時間では深夜2時に確定します。実務的には、火曜〜木曜は普段どおり寝て、翌朝に10年債の終値を見る運用が現実的です
  • VIX 14.81 を安全の確認として読まないでください。低下の大半は日付が決まっていたリスク (FOMC・クアドラプル・ウィッチング) の通過によるものです。今週の主要リスクは金利で、VIX はそれを測っていません
  • 今週「分かっていない」ことが4つあります。①各年限の前回入札結果を一次ソースで取得できていません。「前回対比」で語るのは結果発表のあとにしてください。②サウジの復旧時期は公表されていません。③日本・ユーロ圏・英国の PMI 速報の正確な時刻を公式で確定できていません。④Breadth チャート画像が未提供のため、CSV だけが出典です。この4つを前提にしたポジションは取らないでください

リスク管理

ポジションサイズ: リスク資産 46%、現金 54%。今の局面で想定する上限レンジは 51〜57% (中位 54%) で、46% はその下限を 5pt 下回ります。総量の面から今週さらに削る根拠はありません。据え置きの根拠は、戻す条件が3つとも未達であることです。

ヘッジ: 現金・短期債 (BIL $91.55、3ヶ月 4.140% のキャリー) 54% + XLV 11% / XLP 7% + GLD 10% + XLE 4%。TLT は今週も使いません。

個別銘柄: ATR 1.6倍で損切り。COST を 9/24(木) 引け後の決算をまたいで保有する場合は ATR 1.2倍へ縮小し、9/25(金) 06:00 JST のコールと翌朝の寄りギャップを確認してから判断してください。

今週の具体的リスク

リスク 想定されること
国債入札3本が同じ週に重なる (筆者推定・警戒33%内) クーポンだけで $1,830億、2年 FRN の $280億を加えると $2,110億。弱ければ短中期がさらに売られてフラット化、強ければ 2年債が買われスティープ化し「打ち止めが近い」というメッセージになります
国債市場を論じる登壇者が、2年債入札の当日に並ぶ (確率付与なし) Williams NY連銀総裁 (10:05 ET) → Jefferson 副議長 (10:20 ET) → Brooke 財務副長官 (11:05 ET) → Perli 氏 (16:25 ET) の順です。政策金利の示唆は期待しにくく、本体は Q&A での言及リスク。論点は Jefferson 単独ではありません
金の 4,415.0 は全資産で最も薄い (確率付与なし) 終値2日連続割れの再成立で GLD は 10% → 9%。逆に下ヒゲ 61.1% と3日続伸は下値の買いを示しており、両方向に薄い状態です
金融株の急落は信用イベントではない (筆者推定・テール枠10%内) 収益見通しの下方修正です。信用の毀損に変われば新しいきっかけになりますが、現時点ではセクター内の業績問題。この区別が崩れた場合のみ、テール確率を引き上げます
サイバーセキュリティ株の巻き戻し (確率付与なし) 上昇のほぼ全部が 9/14(月) の単日。単日で10%超動いたセクターは翌週に往って来いになりやすく、Technology が折れると指数を支える最後の柱が外れます

報道は事実の出典であり、確率はいずれも筆者推定です。

上級者向けオプション補足

注意: 兼業トレーダーは ETF ヘッジ (現金 54% + XLV 11% + XLP 7% + GLD 10%) を優先してください。以下は経験者向けで、ポートフォリオ全体のイベントヘッジが目的です。IV とプレミアムは執行前に必ず板で再確認してください。本記事は実際のプレミアム・IV・VIX 先物水準を取得していないため、割安と断定はできません。

満期についての最重要の注意: VIX オプションは満期日の朝に清算され、最終取引日は満期の前営業日です。今週の VIX 週次 9/23(水) 満期は最終取引日が 9/22(火) で、9/23(水) と 9/24(木) の入札をカバーできません。入札3本すべてを越えるには、VIX 週次 9/30(水) 満期 (最終取引日 9/29(火))、または VIX 10月標準 10/21(水) 満期 (最終取引日 10/20(火)) が必要です。株式・ETF 側は系列が別で、9月標準月次は 9/18(金) に満期済み。今週使える標準月次は 10月の 10/16(金) です。

対象 目的
SPY プット SPY プット $735 ストライク (現値 $761.69、-3.50% OTM)、10/16(金) 満期 SPX 7,232.1 の上に置いた指数ヘッジ
QQQ プット QQQ プット $685 ストライク (現値 $721.45、-5.05% OTM)、10/16(金) 満期 NDX 28,245.3 のすぐ下。空白を落ちる展開への備え
GLD コール GLD コール $420 ストライク (現値 $401.17、+4.69% OTM)、10/16(金) 満期 インフレ期待が名目金利と同時に上がる経路のヘッジ
VIX コール VIX コール 20 ストライク (現値 14.81、+35.04% OTM)、VIX 週次 9/30(水) 満期 (最終取引日 9/29(火)) 入札3本すべてを越えます。OTM 幅が大きいため、方向を取らずテールヘッジとしてのみ、サイズは最小限に

まとめ

今週のテーマは 「総量は戻せと言い、信号は戻すなと言う」 です。想定する上限レンジは 51〜57% (中位 54%) で、起点の 46% はその下限を 5pt 下回ります。総量の面から今週さらに削る根拠は一切ありません。しかし一段戻す条件は3つとも未達で、強気側へ戻さないための3条件はすべて成立したまま。10年債の解除距離は -25.2bp から -30.2bp へ広がりました。

削りすぎは機会損失で済みますが、戻しすぎは実損になります。この非対称に従い、今週は 46% を据え置き、能動的な売買を行いません。そのうえで片道になっている点には手を打ちます。先週は価格 (SPX 7,636.4) で削ったのに、SPX は 9/18 にその上へ戻って引けました。だから今週、内部指標の側に戻す条項を新設しました。200日線上の比率が 57.88% 超をデータ2点連続で確認したら、46% → 51% へ戻します (現在 53.29%、+4.59pt)。

今週の焦点は FOMC ではありません。9/16 に終わっています。主役は 9/22・9/23・9/24 の国債入札3本 (いずれも 13:00 ET = 翌 02:00 JST) と Fed 高官4人で、10年債 5.010% の問いに正面から答える主要指標は今週ありません(PCE・雇用統計・CPI はすべて 9/30 以降)。

最優先の行動は2つです。①200日線上の比率の CSV を毎日確認すること— 57.88% 超が2点続けば戻す分岐です。削る側は 50% 割れ単独ではなく、50日線上 30% 割れ・Uptrend 12.09% 割れと合わせて2本の成立が必要です。②9/24(木)・9/25(金) の Uptrend GREEN 転換を底打ちと読まないこと — 比率が下がっても GREEN になります。本物の改善は 16.49% 超という水準でのみ確認できます。内部が壊れてから価格が壊れるまでの区間で動けることが、この指標を使っている理由そのものです。


免責: 本記事は モデル配分例・分析 であり、個別投資助言ではありません。本文中の「新規執行なし」「確認翌営業日の寄り想定」等の表現は、モデルポートフォリオ上の想定執行です。実際の投資判断・ロット決定は、各自のリスク許容度、ポートフォリオ事情、税務状況を踏まえてご自身でご判断ください。必要に応じて 資格あるファイナンシャル・アドバイザー への相談を推奨します。シナリオ確率 (ベース 41% / リスクオン 16% / 警戒 33% / テールリスク 10%) は筆者個人の推定値であり、市場コンセンサスや報道機関の予測ではありません。


Sources

データソース:

  • 価格・金利・VIX: 9/18(金) 終値 (FMP API)
  • 200日線上の比率 / 50日線上の比率: 9/17 CSV (TraderMonty、日次更新)
  • Uptrend Ratio: 9/18 CSV (TraderMonty、日次更新)

公式スケジュール (日付・時刻の確定用)

公式 IR: 13社分のリンクは「決算 — リリース」の表に掲載しています。**時価総額 $2B 超の 13社のうち 12社は公式 IR ドメインで裏取り済みで、3rd party ソースは使っていません。**ABVX のみ、ir.abivax.comabivax.gcs-web.com のどちらも HTTP 403 でページ本文を確認できなかったため、日付 9/21(月) と AMC は Earnings Whispers のカレンダー画像と二次報道に依拠しています。時価総額は FMP で独立に確認しました。コールの有無・時刻は不明のため記載していません。

市場データ・評価 (予想値の確定用。公式スケジュールとは別系統)

報道 (事実の出典。確率・シナリオ分析は筆者推定)

シナリオ確率は筆者推定です。報道ソースは事実確認用であり、確率予測の出典ではありません。

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