【米国株】2026年9月7日週 トレード戦略

投資戦略

3行まとめ

  1. 先週試された4つの節目は、週の終値ではすべて守られました。
    ただし金・S&P 500・VIX は週の途中に日足の終値で一度破られ、金は2日続きました。金曜の引けでは4つとも水準の内側に戻っています。

  2. 9/7(月) は休場で、取引は4営業日しかありません。
    重い予定は後半に集中し、金曜の CPI で終わります。さらに土曜に中東で新しい動きがあり、金曜の終値には入っていません。先物は日曜夕方から動き、米国株の現物は火曜の寄りが最初の反応です。

  3. 株式とコモディティの合計 61% は動かしません。
    前週の警戒シナリオが 9/1(火) に点き、9/2(水) に 67% から下げた水準です。戻す条件は決めてありますが、CPI の前には戻しません。


今週のアクション

以下はモデル配分例です。実際の売買判断は、各自のリスク許容度、税務状況、保有銘柄を踏まえて調整してください。

株式・コモディティを 61%、現金・短期債を 39%。9/2(水) に実行した水準のままで、今週の新規執行はありません。

カテゴリ合計: コア 23% / 防御 22% / テーマ 16% / 現金 39% = 100% (リスク資産 61%)

ETF 前週 今週 変化 なぜ
SPY (コア指数) 14% 14% ±0% 上の 7,716.2 をわずか +0.03% 上回るだけ。上下1.5%以内に挟まれ、方向が出ていない
QQQ (コア指数) 2% 2% ±0% 週足の下ヒゲは上ヒゲの3.6倍で4指数中で最も良い形。戻すのは条件が点いてから
DIA (コア指数) 7% 7% ±0% 4指数で唯一の陰線 (週 -0.27%)、支えまで -1.98% と最も近い。増やす対象ではない
XLV (防御セクター) 15% 15% ±0% 1ヶ月 +3.89% で11業種中3位へ復調。前週決めたとおり 16% 以上には積み増さない
XLP (防御セクター) 7% 7% ±0% 1週 -0.60%。下げたのは債券代わりの高配当銘柄で、景気の話ではない
GLD (テーマ/ヘッジ) 12% 12% ±0% 4,415.0 は 9/1・9/2 の終値で割れ、9/3 に回復。前週の売り条件は成立したが、GLD は 9/2 に 13→12% へ削減済みで追加では削らない
XLE (テーマ/ヘッジ) 4% 4% ±0% 原油 +9.69% で首位だが、参加できる銘柄は残り少ない。維持と積み増しは別
BIL / 現金・短期債 39% 39% ±0% BIL $91.45。想定の下限を4pt下回るが、今週は戻さない

$100K の場合: コア $23K (SPY $14K / QQQ $2K / DIA $7K)、防御 $22K (XLV $15K / XLP $7K)、テーマ $16K (GLD $12K / XLE $4K)、現金 $39K

なぜ 65% へ戻さないのか

今の局面で想定する株式・コモディティの合計比率は 65〜70% で、61% はその下限を4pt下回ります。それでも戻さない理由は3つです。

  • 土日の材料が、金曜の終値には入っていません。 9/5(土) のイラン・タンカー攻撃、9/6(日) の OPEC+ 会合、9/8(火) 期限のウクライナ一時停戦が、米国株の現物が閉じているあいだに決まります。SPY や GLD の次の寄りは 9/8(火) で、寄り値が分からないうちに注文を置く理由はありません。
  • 4営業日しかない CPI 週です。 9/11(金) の CPI は FOMC 9/15-16 の2営業日前で、Fed は発言を制限されています。戻すのは CPI の後です。
  • 中身の改善は「悪化が止まった」種類のものです。 値上がり銘柄比率は 9/1 の 15.52% から 20.99% へ戻りましたが、局面は動いていません。下を支える材料であって、上を押し上げる材料ではありません。

それでも 55% 以下へは落としません。 長期の底堅さ 63.61% は健全な水準で上昇を続けています。


先週の答え合わせ

日付 何が起きたか モデルの動き
9/1(火) 引け S&P 500 が 7,631.47 で 7,636.4 割れ、ナスダック100 も 29,077.22 で 29,116.3 割れ。値上がり銘柄比率は 15.52% と2026年の最安値 9/2(水) の寄りで 67% → 61% (コア 28→23、テーマ 17→16、現金 33→39)
9/1(火)・9/2(水) 引け 金先物が 4,415.0 を終値2日連続で割れ (4,396.4 / 4,414.6)。前週の GLD 売り条件が成立 追加削減なし。GLD は 9/2 に 13→12% へ削減済み、金は 9/3 に回復
9/3(木)・9/4(金) 引け S&P 500 が 7,716.2 を終値2日連続で上抜け (7,747.71 / 7,718.60) 戻さず。戻すには条件が2つ以上必要で、点いたのは1つだけ

削る条件は週の安値近辺で、戻す条件は週の高値近辺で点きます。これは設計どおりです。 誤って削れば機会損失ですが、誤って戻せば実損になるためです。

ただし 9/1 に点いた4つのうち、3つは 9/4 には解消しています。 S&P 500 は 7,718.60、ナスダック100 は 29,544.15、値上がり銘柄比率は 20.99% まで戻りました。続いているのは、短期と長期の底堅さの差が +7pt を割った状態 (現在 +5.41pt) だけです。

点かなかった条件も残しておきます。

先週置いた条件 週内の実績
小型株 2,883.0 割れ 未達 (2,920.13)
6.1615 割れ 未達 (6.593)
米2年債 4.50% 上抜け 未達 (4.39%)
10年債 4.806% を終値2日連続上抜け 未達 (終値 4.79%、日中は 4.816% で一度到達)
VIX 17超が終値2日連続 未達 (16.34)
2年10年差 30bp 割れ 未達 (40bp)
WTI 88.32 終値上抜け 点灯 (9/1、$90.22)。ただし最悪ケースは「S&P 500 と VIX の2つが同時に成立」が条件で、こちらは不成立

今週の監視水準

今週から、金利は米5年債 4.45% を新しく見ます。 今週の金利で最も動いたのが5年債で、2年債では今週の動きを拾えなかったためです。株の中身は、200日線の上にいる銘柄の割合そのもの (現在 68.66%) で見ます。

値上がり銘柄比率が上向きへ変わるハードルは、日ごとに決まっています。20.99% のまま横ばいでも 9/14(月) には上向きへ変わります。

ハードル 9/8(火) 9/9(水) 9/10(木) 9/11(金)
上向きへ変わる水準 23.56% 24.38% 22.46% 22.63%

来週へ向けた局面の判定条件

以下は局面そのものを上げ下げする条件です。株式・コモディティの比率を 61%→65% へ部分的に戻す条件はこれとは別で、シナリオ②に書いています。必要な本数も金利の水準も違います。

強気へ上げる条件 — 4つのうち3つ、かつ下の「戻さない条件」に当たらないこと: 10年債 4.600% を終値で2日連続下回る (現在 4.780%) / 米5年債 4.45% を終値で2日連続下回る (現在 4.540%) / S&P 500 7,716.2 超を終値でさらに2日連続維持 (SPY ≈ $769.95) / 値上がり銘柄比率が上向きへ転換

戻さない条件 (どれか1つでも続いていれば上げません): 10年債 4.708% 終値上抜け (現在も継続中、解除まで -7.2bp) / 30年債 5.30% 終値上抜け (現在 5.240%) / WTI 93.50 終値上抜け (現在 $91.48)

平常へ戻す条件 — 3つすべて: 値上がり銘柄比率が上向きへ変わり、かつ 22.0% 以上を2データ点連続 / セクターの上昇比が 6以上へ改善 (現在 4対7。SPDR のセクター ETF 11本の週次騰落で数えます) / 10年債 4.708% を終値で2日連続下回る

悪化へ下げる条件 — 4つのうち2つ: VIX 23超が終値2日連続 (26超はザラ場で即時扱い) / S&P 500 7,232.1 を終値2日連続割れ / 200日線上の銘柄割合が 64.0% を2データ点連続で下回る / 値上がり銘柄比率が 15.52% を1データ点で割れ


売買レベル

対象 買い・下値目安 上値目安 防衛ライン
S&P 500 7,636.4 (SPY ≈ $761.99) / 7,500 (中期の平均線帯の下端、SPY ≈ $748.38) 7,716.2 (SPY ≈ $769.95) → 7,833.4 7,636.4 を終値割れで 7,500 方向
ナスダック100 28,878.4 (QQQ ≈ $702.76) / 28,245.3 29,654.4 (QQQ ≈ $721.64) → 30,839.1 28,878.4 を終値割れ = 今週の下値喪失
ダウ 52,359.0 (DIA ≈ $523.53)。4指数で最も近い / 50,544.1 53,749.1 (DIA ≈ $537.43) → 54,780.9 52,359.0 を終値2日連続割れ。消費減速の主トリガー
小型株 (IWM) 2,883.0 (IWM ≈ $286.79) 3,082.8 (IWM ≈ $306.67) 2,883.0 を終値割れ。奪回できれば中身の広がりが確定
米国債 (2年/5年/10年/30年) 低下の確認: 5年 4.45%/ 10年 4.600% / 4.708% 上昇の警戒: 2年 4.50%/ 5年 4.60% / 10年 4.806% / 30年 5.30%→ 5.40% 10年債 4.806% を終値2日連続上抜け。日中は 4.816% で既に一度上抜け済み
金 (GC) / GLD GC 4,415.0 (GLD ≈ $401.17)。平均線帯 4,390〜4,460 と重なる GC 4,558.5 (GLD ≈ $414.21) → 4,924.3 GC 4,415.0 を終値2日連続割れ (9/1・9/2 で一度成立、9/3 に回復)。再成立なら翌営業日の寄りで GLD を 1pt 減らして 11%、減らした分は現金へ
WTI 原油 / 銅 WTI 88.32 = 本物かどうかの判定線 / 84.11 / 銅 6.1615 WTI 93.14 → 93.50 → 95.00 → 111.29 / 銅 6.8035 WTI は 88.32 を終値2日連続割れでダマシ確定。銅は 6.1615 終値割れ

9/4(金) 終値: S&P 500 7,718.60 / ナスダック100 29,544.15 / ダウ 53,414.25 / 小型株 2,975.65 / SPY $770.19 / QQQ $718.96 / DIA $534.08 / IWM $296.01 / GLD $406.77 / SLV $59.82 / TLT $82.21 / BIL $91.45 / XLE $64.06 / XLP $84.58 / XLV $171.45 / URA $46.06 / VIX 14.53 / 米2年債 4.370% / 5年債 4.540% / 10年債 4.780% / 30年債 5.240% / GC $4,476.60 / WTI $91.48 / 銅 $6.6825 / 天然ガス $2.975

ETF 換算は実勢値です (金と GLD は 11.005倍、固定10倍は使いません)。水平線と週足の高安は CFD の値で、公式終値と 0.13〜0.34% ずれます。移動平均は目視の概算なので、割れ判定は帯で見てください。銅・天然ガス・URA・小麦はチャートがなく、水準を出していません。


重要イベント

時刻はすべて日本時間です。9/7(月) はレイバーデーで休場、取引は 9/8(火)〜9/11(金) の4営業日です。

日本時間 米国時間 イベント 重要度 見るポイント
9/6(日) — 9/6(日) OPEC+ 会合 第4四半期は据え置きが基本線との報道 OPEC
9/7(月) — 9/7(月) Labor Day、米国市場休場 今週は「月曜寄り」がありません。想定執行はすべて 9/8(火) の寄り以降です
9/9(水) 02:00 9/8(火) 13:00 ET 3年債入札 $580億 今週は3日続けて入札。前週の追い風は消えました
9/10(木) 02:00 9/9(水) 13:00 ET 10年債リオープン入札 $390億 + Apple 特別イベント (10:00 PT) 中〜高 前回 6/10 の落札利回りは 4.538%、現在は 4.78%。高い利回りが需要を呼ぶかの試金石 Apple Events
9/9(水) 財務省の長期債買い入れ増額 ($20億 → $40億以上) 長期ゾーンに初めて買い手が入ります Treasury
9/10(木) 21:15 9/10(木) 8:15 ET ECB 政策金利決定 (21:45 にラガルド総裁 会見) 予想は 25bp 利上げ・預金金利 2.50% (Reuters 調査65人が全員一致)。タカ派なら米長期金利に外から圧力 ECB
9/10(木) 21:30 9/10(木) 8:30 ET 8月 PPI + 新規失業保険 7月は最終需要・コアとも前年比 +4.7%。8月の市場予想は未確認です
9/11(金) 02:00 9/10(木) 13:00 ET 30年債リオープン入札 $220億 (01:00 に EIA 石油在庫) 中〜高 前回 6/11 の落札利回りは 5.020%、現在は 5.240%。PPI の4時間半後
9/11(金) 21:30 9/11(金) 8:30 ET 8月 CPI — 今週最大 最重要 予想はコア前月比 +0.2% / 総合前年比 3.5%。7月実績は総合 +3.4%、コア +2.5%
9/11(金) 23:00 9/11(金) 10:00 ET ミシガン大 消費者信頼感 速報 中〜高 原油高が家計の見方に入ったかを最初に測ります 日程 PDF

表は高〜中インパクトと Fed 公式カレンダー掲載分、米国債の入札に絞りました。予想値の出典は IG・Reuters 調査・FMP カレンダーで、公式スケジュールとは別系統です。今週ないもの: FOMC 本会合、Fed 高官の講演 (ゼロ)、PCE、雇用統計、ISM。

Fed 関連: 今週、市場は Fed から新しい情報を受け取りません。9/7〜9/13 に理事会メンバーの講演・証言は1件もなく、外部への発言が制限される期間の最中だからです。8/28 の議長講演と 9/3 の Waller 講演という向きの違う2つのシグナルを抱えたまま、PPI と CPI を自力で読むことになります。

項目 内容
発言制限期間 9/5(土)〜9/17(木) ET
対応する FOMC 9/15(火)-16(水)
記者会見 9/17(木) 03:30 JST
議長 / 政策金利 Warsh / 3.50-3.75%
前回 7/28-29 の投票 9対3 の割れた投票

決算 — 木曜の引け後に集中

銘柄 日付 (米国) 決算説明 (日本時間) IR
ORCL Oracle (週最大) 9/10(木) 引け後 9/11(金) 06:00 IR
ADBE Adobe 9/10(木) 引け後 9/11(金) 06:00 IR
CPRT Copart 9/10(木) 引け後 (発表は 9/11 05:00) 9/11(金) 06:30 IR
KR Kroger 9/11(金) 寄り前 9/11(金) 21:00 IR
CASY Casey’s General Stores 9/8(火) 引け後 9/9(水) 21:30 IR
SUNB Sunbelt Rentals 9/9(水) 寄り前 9/9(水) 21:30 IR
CHWY Chewy 9/9(水) 寄り前 9/9(水) 21:00 IR
COO Cooper Companies 9/9(水) 引け後 (発表は 9/10 05:15) 9/10(木) 06:00 IR
GME GameStop 9/8(火) 引け後 公式に説明会の記載なし IR

週の形は「火曜の寄りにギャップ、前半は空白、後半に全部」です。 9/10(木) の引け後に3社が集中し、その11時間後に CPI が出ます。Oracle の 9/4 終値は $158.78 (週 +5.26%)、Adobe は $266.51 (週 -8.58%) で、18年ぶりの CEO 交代を発表したばかり。市場予想は ORCL が EPS $1.74、ADBE が $6.08

掲載は公式 IR で日程と時刻を裏取りできたものに限り、公式が「引け後」「寄り前」としか示していない場合は時刻を書いていません。


シナリオ別プラン

確率は筆者個人の推定値で、合計は 100% です。4営業日しかないことは極端な方向が出る確率をやや下げますが、3日間の空白は初日のギャップリスクを高めます。

① 上限の内側でレンジ継続、エネルギー主導の物色 (Base)

筆者推定: 40%

支えは3つです。先週の節目が金曜終値では回復したこと、4指数とも下ヒゲが上ヒゲより長いこと、そして下へ本格的に崩れる唯一の道 (200日線上の割合が 64.0% 割れ) が、現在値 68.66% からの距離を考えると今週は実質的に閉じていることです。

続く条件 (すべて満たす): 10年債 4.806% を終値で上抜けない + S&P 500 7,636.4 を終値で維持 + VIX 17 を終値で上回らない + WTI 88.32 を終値で維持 + 米5年債 4.60% を終値で上抜けない

想定レンジ: S&P 500 7,636.4〜7,833.4 / ナスダック100 28,900〜30,000 / ダウ 52,359〜54,000 / 小型株 2,883〜3,083 / VIX 13〜17 / WTI 88〜95。

対応: 上の配分のまま動かしません。コア 23% / 防御 22% / テーマ 16% / 現金 39%、リスク資産 61%。

② CPI のディスインフレ確認と原油の押し戻し (Risk-On)

筆者推定: 20%

材料はあります。コア CPI は既に 2.5% で、Waller 理事は「2% 目標への進展が続くなら据え置きを支持する用意がある」と条件を明示しました。

それでも 20% に抑えるのは、今週中には戻さないと決めているからです。 価格の条件だけなら 9/8・9/9 の2日で揃うこともありますが、「CPI 発表後の終値でも条件が残っていること」を必ず満たす条件にしています。値上がり銘柄比率のハードルも、現在の 20.99% からは離れています。

発動条件 (下記のうち2つ以上。すべて「終値2日連続」、比率のみ日次データ1点で可): 10年債 4.708% を終値2日連続下回る / 米5年債 4.45% を終値2日連続下回る / S&P 500 7,716.2 超を終値でさらに2日連続維持 (SPY ≈ $769.95) / 値上がり銘柄比率が上向きへ転換 (上のハードル表)。1日だけの成立は認めません。

必ず満たす条件: 9/11(金) の CPI 発表後の終値でも、上の2条件が残っていること。CPI 前の終値は日数に数えてかまいませんが、執行は最短で 9/14(月) の寄りです。CPI 当日の終値で条件が崩れた場合は、連続日数を 9/14(月) から数え直します。

比率だけ1点で認めるのは運用上の例外です。10日前との比較なので途中の持続は保証されず、翌日に下向きへ戻ったらこの条件を外して分割を止めます。これは警戒のなかでの部分的な戻し (61%→65%) で、局面を強気へ上げる話とは別です。

カテゴリ 変更
コア 23%→27% (SPY 14→16、QQQ 2→4、DIA 7% 維持)
防御 22% 維持 (XLV 15 / XLP 7)
テーマ 16% 維持。金利低下は金の追い風なので GLD は削りません。XLE も前提が「原油の押し戻し」なので増やしません
現金 39%→35%

合計 100%、リスク資産 65%。実行は2つの条件と CPI 後の維持を 9/11(金) の終値で確認し、最短 9/14(月) の寄りから分割で行います。今週中には執行しません。

③ PPI・CPI の上振れで金利が抜け、株が調整 (Caution)

筆者推定: 26%

重く見る理由が4つあります。

  • 10年債は 4.806% まで 2.6bp。 しかも今週の日中高値 4.816% で既に一度上抜けています。同じ水準の2度目は、1度目より抜けやすくなります
  • ISM の価格支払は製造業 71.1・サービス 72.6 と高止まり。PPI のコアが CPI を 1.3pt 上回っているのは、まだ転嫁されていないコストの在庫です
  • 今週は3日続けて入札があり、しかも 9/10 は ECB・PPI・30年債入札が1日に重なります
  • VIX 14.53 に緩衝材がありません。 直近3ヶ月の66営業日で、これを下回るのは4日だけです

発動条件 (いずれか1つ)

  • 1日で確定 (翌営業日の寄りで対応): S&P 500 7,636.4 終値割れ (SPY ≈ $761.99) / ナスダック100 28,878.4 終値割れ (QQQ ≈ $702.76) / 小型株 2,883.0 終値割れ / 米2年債 4.50% 終値上抜け / 米5年債 4.60% 終値上抜け
  • 2日で確定: 10年債 4.806% を終値2日連続上抜け / VIX 17超が終値2日連続 / ダウ 52,359.0 を終値2日連続割れ
  • 日次データ: 値上がり銘柄比率 15.52% 割れ / 200日線上の割合が 64.0% を2データ点連続で下回る
カテゴリ 変更
コア 23%→19% (SPY 14→12、QQQ 2→1、DIA 7→6)
防御 22% 維持 (XLV 15 / XLP 7)
テーマ 16% 維持。今回は GLD を削りません (金が 4,415.0 を再び終値2日連続で割れば GLD は 11%、テーマは 15%、現金は 44%)
現金 39%→43%

合計 100%、リスク資産 57%。動かすのはコアと現金の2本だけです。前週この局面では GLD を削る設計でしたが、GC は 4,415.0 を 9/1・9/2 の終値で割ったあと 9/3 に回復し、週の終値では線の上に戻しました。追加で削るのは、同じ条件がもう一度成立したときだけです。そのときは翌営業日の寄りで GLD を 1pt 減らして 11% とし、減らした分は現金へ回します (このシナリオでの現金は 44%、合計 100%)。XLE も原油経由のインフレが起点である以上は受益側なので残します。

④ 株安の3つの道 (Tail Risk)

筆者推定: 14%

発動条件 (2つとも満たすこと): S&P 500 7,500 未満の終値 ——かつ—— VIX 23超が終値2日連続。7,500 は中期の平均線帯の下端で目視の概算のため、7,500 未満の終値 (SPY ≈ $748.38 未満) で確定とします。VIX 26.00 超のザラ場の値は、上記に関わらず即時扱いです。

株安を見たら、金利と原油の向きを必ず確認してください。有効な守りが正反対になります。

見分け方 金利 原油 TLT ($82.21)
(a) 金利 10年債 4.806% を終値2日連続上抜け かつ 米2年債 4.50% 超(終値) 上昇 どちらでも 効きません
(b) インフレ再燃・供給ショック WTI 93.50 の終値上抜け かつ (30年債 5.40% を終値2日連続上抜け または GC 4,558.5 の終値奪回) 上昇 上昇 効きません
(c) 消費減速 ダウ 52,359.0 を終値2日連続割れ かつ 10年債 4.70% 割れ かつ WTI 88.32 割れ (いずれも終値) 低下 低下 効きます

対応 ((a) の場合): 緊急防御として、コア 15% (SPY 11 / QQQ 0 / DIA 4) / 防御 22% (XLV 15 / XLP 7) / テーマ 16%(GLD 12 / XLE 4) / 現金 47%。合計 100%、リスク資産 53%。

(b) の場合は GLD を増やします。 原油が +9.69% 上がった週に金が -1.18% 下げたのは、実質金利の上昇が勝ったからです。この関係が崩れて金が上がり出すことが、市場の見方が入れ替わった合図になります。コア 15 / 防御 22 / テーマ 18 (GLD 14 / XLE 4) / 現金 45。合計 100%、リスク資産 55%。

(c) の場合だけ XLE を落として TLT へ振り替えます。 前提が需要懸念による原油安である以上、XLE を持ち続けるのは矛盾します。金利も下がるため、長期債がこの道でだけ守りとして働きます。コア 15 / 防御 22 / テーマ 16 (GLD 12 / TLT 4、XLE 4→0) / 現金 47。合計 100%、リスク資産 53%。

実行は2つの条件を終値で確認した翌営業日の寄りから分割で行い、VIX 26 超のザラ場の値が出た場合は、ザラ場でのリスク削減を優先して検討します。

確率合計: 40% + 20% + 26% + 14% = 100%


マーケット状況

指標 現在値 見方
WTI 原油 (今週の主役) $91.48 (週 +9.69%) 今週最も動いた資産です。上げの中身は需要でも OPEC+ でもなく、ホルムズ周辺の攻撃再開とロシア製油所の稼働低下という供給側のショック。短期の平均線帯から +8.6% 離れ、押し戻しの余地も大きい
VIX 14.53 (週足の値幅 13.80〜16.82) 前週との違いは水準ではなく中身です。9/2 に日中 16.82 まで試して戻った低位で、上ヒゲは下ヒゲの2倍以上。17 まで +17.0%、23 まで +58.3% あり、原油高も金利上昇も株のボラティリティには入っていません
米国債 (2年 / 5年 / 10年 / 30年) 4.370% / 4.540% / 4.780% / 5.240% 今週の金利上昇の中心は5年債でした。 週の変化は 3M +1.0bp / 2年 +3.0bp / 5年 +6.0bp / 10年 +5.0bp / 30年 +2.0bp で、真ん中だけが持ち上がっています。1本だけ見ていると今週の動きは見えません。
市場の底堅さ (長期) 63.61% (9/3 CSV) 健全を維持し、前週 63.47% から +0.14pt。200日線の上にいる銘柄の割合は 68.66% で、9/1 の 65.27% から2日で戻しました
市場の過熱 (短期) 69.01% (9/3 CSV)、長期との差 +5.41pt 差は前週 +8.71pt から -3.30pt 縮み、これが今週最も大きい悪化です。ただし縮小は 8/31 と 9/1 の2日に集中し、9/3 は -0.15pt まで減速しました
値上がり銘柄比率 20.99% (9/4 CSV、日次更新) 先行指標。9/1 の 15.52% (2026年の最安値) から3データ点続けて上昇し、10日平均 20.658% を +0.34pt 上抜けました。底打ちの必要条件は満たし、確定はまだです
S&P 500 / ダウ 7,718.60 (週 +0.09%) / 53,414.25 (週 -0.27%) S&P 500 の週足はほぼ同値で引けた迷いの形。今週最も弱かったのはダウで、4指数で唯一の陰線。中身も HD -2.77%、RTX -5.16% と、今週の下落セクターに一致します
ナスダック100 / 小型株 29,544.15 (週 +0.38%) / 2,975.65 (週 +0.11%) ナスダック100 の下ヒゲは上ヒゲの3.6倍で4指数中最良。今週最も大きな変化は小型株で、前週は週安値引けだったのが今週は高値近辺の引けへ。前週「最も重要」とした崩れは、いったん否定されました
金 (GC) / GLD $4,476.60 (週 -1.18%) / $406.77 4,415.0 は 9/1・9/2 の終値で2日続けて割れ (週安値 4,329.2)、9/3 に回復して金曜終値は線の上です。ただし高値は 4,755.0 → 4,558.5 へ切り下がり、上下から挟まれて値幅が狭まっています

中身で押さえる4点

  1. 銅そのものは横ばいなのに、銅鉱山株の業種指数は -4.80%。 金属ではなく鉱山株に、選んで売りが出ています。
  2. 2週続けて、指数は横ばいなのに中身のリーダーが総入れ替えになりました。 前週はソフトウェアが半導体を打ち消し、今週は逆に半導体 +4.27% に対しアプリケーション・ソフトウェアが -4.06%。資金は市場の外へ出ておらず、中を高速で移動しているだけです。個別銘柄のモメンタム戦略が最も機能しにくい局面です。
  3. 景気サイクルの後半という見方が一段強まりました。 1ヶ月の成績で消費関連が最下位 (-2.71%) へ転落し、前週まで最も強く否定していた項目が、最も強く支持する項目へ反転しています。
  4. バブルの警戒度は15点満点で5点、前週から変化はありません。 高得点は信用買い残 (7月 $1兆4,172億、前年比 +38.6%) だけです。過去3ヶ月で S&P 500 は 2.4% しか上がっておらず、急騰の反動としての急落を想定する根拠は価格からは出てきません。今週警戒すべきは、原油とインフレへの感応度です。

セクター・コモディティ戦術

資産 方針 理由
原油 / エネルギー (XLE) 4% 維持 (増やさない) 1週・1ヶ月とも首位ですが、参加できている銘柄は 50.91% で、買われ過ぎかつ下向きです。中身も精製・販売 +4.91% が上流 +1.78% を上回り、製品在庫のタイト化が意識されています
金 (GC) / GLD 12% 維持 4,415.0 は日足では2日割れて週足では守られ、高値が切り下がる収縮局面です。今週の役割は目印のほう — GC 4,558.5 を終値で奪回したら、市場が「Fed では抑えきれない」と考え始めた合図です
ヘルスケア (XLV) / 生活必需品 (XLP) XLV 15% / XLP 7% 維持 XLV は1ヶ月 +3.89% で11業種中3位へ復調し、セクター内の上昇銘柄比率 34.56% はエネルギーに次ぐ2位。XLP の下げは債券代わりの高配当で、「守りが不要」ではなく「金利で割り引かれる資産が売られた」と読みます
ウラン (URA) / 電力 保有ゼロを継続 電気設備 +8.30%、独立系発電 +7.54% が今週の上昇上位で、8/28 の一斉安は単日の過剰反応でした。ただし URA 自体は出遅れており、損切り線を引けない対象に新規は置きません

兼業運用ガイド

朝の5分チェック

  • 9/8(火) の寄り前の原油 ——先物は日曜夕方から動いています。現物の寄り前に、原油先物がどこまで動いたかを確認します。上は 93.50 の終値上抜け、下は 88.32 の終値割れ。ギャップはザラ場で見て、判定は終値で
  • 10年債 4.806% と米5年債 4.60% ——残りは 2.6bp6.0bp。4.708% を終値2日連続で下回れば、戻しが視野に入ります
  • S&P 500 7,636.4 / 7,716.2 ——下は今週安値 7,608.8 で一度割れて終値で戻した線、上は現値の +0.03%
  • ダウ 52,359.0 ——4指数で支えに最も近く (-1.98%)、消費減速の主トリガーです
  • VIX ——17未満は現状維持 / 17超が終値2日連続で警戒へ / 23超が終値2日連続で最悪ケースの片方 (もう片方は S&P 500 7,500 未満の終値) / 26超はザラ場で即時
  • 値上がり銘柄比率 (CSV) ——日次更新。上のハードル表と比べます
  • 200日線上の銘柄割合 (CSV) ——日次更新。差ではなく、この値そのもの (現在 68.66%) が 64.0% を保てるか

夜・早朝チェック (日本時間)

日本時間 予定 判断ポイント
9/8(火) の寄り 3日ぶりの取引再開 寄りの原油ギャップが、その後の週のトーンを決めます
9/10(木) 02:00 10年債入札と Apple のイベント 4.78% から 4.806% まで 2.6bp しかない状態で $390億を消化できるか。Apple は筆者推定で、期待超え 25% / 事実で売られる 50% / 失望 25%
9/10(木) 21:15 → 21:30 ECB のあと15分で PPI 今週最も情報の詰まった15分です。 PPI は筆者推定で上振れ 33% / 中立 44% / 下振れ 23%。上振れなら、4時間半後の30年債入札が最悪の時間帯に来ます
9/11(金) 06:00 Oracle と Adobe が同時刻 判断は 9/11 の寄りのギャップの大きさで。筆者推定 — Oracle: +6%以上 35% / ±4%以内 40% / -6%以上 25%。Adobe: +5%以上 28% / ±4%以内 42% / -6%以上 30%
9/11(金) 21:30 → 23:00 8月 CPI、その90分後にミシガン大 日本時間の1日で、ほぼ全部が起きます。 筆者推定 — ディスインフレ確認 33% / 予想近辺 42% / 再加速 25%

今週の心得

  • 原油高が今週の CPI に効くとは考えないでください。 今回の上昇 ($83.40 → $91.48) の大半は 9/1 以降で、8月の WTI は概ね $82〜86 でした。効いてくるのは 10/14 発表の9月 CPI です。今週に実在する上振れの道はサービスの投入価格のほうです
  • 「弱いほど株にプラス」という前週の読みは、前提が崩れました。 8月の雇用統計は +162,000 と予想 +53,000 の約3倍でした。ただし平均時給の前年比は 3.2% → 3.1% へ減速しており、賃金起点のインフレ加速は起きていません
  • 今週は Fed の補正がありません。 指標への最初の反応が直されないまま週末を越え、9/11(金) の引けがそのまま FOMC 前の出発点になります。株安を見たら金利と原油の向きを確認してください。TLT $82.21 が効くのは3つ目の道だけです

リスク管理

守りの中心は、現金・短期債 39% (BIL $91.45)、XLV 15%、XLP 7%、GLD 12%、XLE 4% です。リスク資産 61%は想定の 65〜70% を4pt下回りますが、価格に現れていない材料が3日分たまっているため据え置きます。

個別株は ATR 1.6倍で損切り。上の決算表の9社を持つ場合は ATR 1.2倍へ縮め、時間外と寄りのギャップを見てから判断してください。

今週の主なリスク

リスク 想定される影響
【最優先】9/5(土) のイラン・タンカー攻撃 発表は船舶3隻への攻撃で、ターミナル本体の被害は一次報道で確認されていません。上振れの道は WTI $95〜105。同時に米ロ協議、ウクライナ一時停戦の延長、OPEC+ の据え置きという下振れ材料も併存し、上下どちらにも開きうる状態で週が始まります。報道は事実、確率は筆者推定です (最悪ケース14%の内数)
CPI の再加速 9月利上げの織り込みが 75% 超へ動き、10年債 4.806% と米2年債 4.50% の上抜けが同時に射程に入ります。小型株・不動産・公益が先に売られます (警戒26%の内数)
9/10 の三重の集中 事後に個々の寄与を分けるのが難しくなります。持ち高の調整は、この日を挟んで行うのが実務的です。ECB のタカ派化 (筆者推定 55%) は、米長期金利に外から圧力を加えます

上級者向け — オプション補足

オプションは補助で、兼業なら現金 39% と XLV・XLP・GLD の ETF 中心で十分に組めます。本記事はプレミアムや変動率を取得していないため、割安とは断定できません。 執行前に板で確認してください。

満期についての最重要の注意: VIX オプションは満期日の朝に清算され、最終取引日は満期の前営業日です。 VIX の9月標準限月は 9/16(水) 満期・最終取引日 9/15(火) ですが、FOMC の政策発表は 9/16(水) 14:00 ET の午後VIX 9月限は FOMC の結果をカバーできません。 FOMC まで伸ばすなら 9/23(水) の週次限月10月限 (10/21(水)) が必要です。株式・ETF 側 (SPY・QQQ・GLD) は系列が別で、今週のイベントを越える標準月次は 9/18(金) 満期です。

対象 目的
QQQ プット $680。9/18(金) 満期 後半に集中するイベントに対する、指数の保険
SPY プット $745。9/18(金) 満期 PPI・CPI・30年債入札をまとめてカバー
GLD コール $415。9/18(金) 満期 インフレ再燃・供給ショックへの備え。$415 は GC 4,558.5 の換算値 $414.21 とほぼ一致します
VIX コール 20。9/16(水) 満期 (最終取引日 9/15(火)) VIX が3ヶ月で下位 6.1% の低さにある一方、原油高が織り込まれていません。サイズは最小限に

まとめ

今週のテーマは 「3日間の空白を挟んで開く4営業日」 です。

先週、監視の上位に置いた4つの節目 (10年債 4.806%、金 4,415.0、S&P 500 7,636.4、VIX 16.00) は、すべて週の途中に試されました。10年債だけは終値で越えず、金・S&P 500・VIX は日足の終値で一度破られ (金は 9/1・9/2 の2日)、金曜の終値では4つとも水準の内側に戻りました。

代わりに新しい材料が1本入りました。WTI 原油の週 +9.69% です。 これが金利上昇の中心を長期から5年債へ移し、消費関連を1ヶ月の最下位へ落としました。そして 9/5(土)、米軍がイランのタンカー3隻を攻撃しています。金曜の終値には入っておらず、先物は日曜夕方から、米国株の現物は 9/8(火) の寄りから反応します。

最優先は 9/8(火) の寄り前に原油を見ること、次に値上がり銘柄比率のハードルを追うことです。週の重心は 9/10(木) 21:15〜21:30 の ECB と PPI、そして 9/11(金) 21:30 の CPI に集中します。

モデルは 61% を据え置きます。 想定の下限を4pt下回ることを承知のうえで、価格に入っていない材料と、Fed が何も語れない CPI 週の入口で、株を増やす設計は採りません。戻す条件はシナリオ②に書いてあります。

そして今週最も実務的な心得は、株が下げたときに、値段より先に金利と原油の向きを確かめることです。向きが違えば、効く守りが正反対になります。


免責: 本記事は モデル配分例・分析 であり、個別投資助言ではありません。「火曜寄り想定」「分割執行」等の表現は、モデルポートフォリオ上の想定執行です。実際の投資判断とロット決定は、各自のリスク許容度、ポートフォリオ事情、税務状況を踏まえてご自身でご判断ください。必要に応じて資格あるファイナンシャル・アドバイザーへの相談を推奨します。シナリオ確率は筆者個人の推定値であり、市場コンセンサスや報道機関の予測ではありません。


Sources

データソース:

  • 価格・VIX・金利: 9/4(金) 終値、FMP API
  • 市場の底堅さ・過熱 (Market Breadth): 9/3 CSV、値上がり銘柄比率 (Uptrend Ratio): 9/4 CSV (TraderMonty、いずれも日次更新)
  • 決算の発表・説明時刻: 各社の公式 IR (9件すべて企業管理ドメイン、3rd party 未使用)
  • Breadth のチャート画像は7週連続で未提供のため、これらの数値は CSV 単独が出典です

金融政策

経済指標・入札 (日付・時刻の確定用)

決算 IR

市場データ・評価 (予想値と評価の確定用)

報道ソース (事実報道。確率とシナリオ分析は筆者推定)

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