【米国株】 2022-04-18週の振り返りと次週の戦略

週間振り返り

先週の振り返り

先週の米国株式相場はNetflixの決算後の大幅下落に始まり、週後半には短期金利が大きく上昇し米国株全体が下落する動きとなりました。かなり激しい下落でしたね。

相場環境

まずはNASDAQ100から見ていきましょう。NASDAQ3週間連続で下落しました。木曜日と金曜日には出来高の増加を伴って下落しており引き続き注意が必要です。今週は3月の安値のライン$12,900より上の価格を維持できるかどうかがポイントになりそうです。

VIX1週間で24%上昇し、週足で上昇トレンドに入りました。まだ明確な下落の動きは見られないので、今週も上昇が続く、もしくは今の水準にとどまる可能性が高いと思います。

先週はコモディティの先物も下落したものが多かったです。

  • 週間で上昇⬆️・・・石炭
  • 週間で下落⬇️・・・原油、天然ガス、金、銅、鉄
  • 週間で横ばい➡️・・・アルミ、小麦

特にここ1ヶ月ほど力強く上昇してきた天然ガスの下落が-10%と大きくなっており、クライマックストップの動きとなっています。

唯一上昇した石炭のチャートを見ると2022年初から始まった上昇トレンドを継続しています。

セクター動向

先週はほぼ全てのセクターが下落しました。不動産のみ辛うじてプラスとなりました。特に下落が目立つのはNFLXが含まれる通信サービスセクターと金属素材銘柄が大きく下落した素材セクターです。年初来上がり続けてきたエネルギーも大きく下落しています。

過去1ヶ月で見るとディフェンシブ銘柄、不動産、公共がプラスとなっており、弱気相場の典型的な動きになっています。

業種別では木材、公共(独立)、食品流通、ホテルREIT、トラック等の数少ない分野が上昇しました。石炭、金属素材、医療施設、エンターテイメントを中心に10%超の激しい下落となっています。石油関連の銘柄も510%の下落となっています。

ETF動向

インバース以外のETFはほぼ下落する結果となりました。プラスを維持しているセクターETFは不動産(VNQ IYR)、生活必需品(XLP)でした。

個別銘柄動向

上昇した銘柄は好決算を発表した銘柄が中心となっています。主な上昇銘柄は以下の通りです。太字はセクター全体が上昇している銘柄です。

  • 情報サービス・・・IBM
  • 銀行・・・SIVB MTB
  • 家庭用品・・・KMB
  • 食品流通・・・SYY USFD CHEF
  • 産業向けREIT・・・PLD REXR
  • ホテルREIT・・・HST DRH BHR
  • 住宅REIT・・・ACC
  • 化学素材・・・DOW
  • 木材・・・WFG UFPI BCC
  • 航空・・・UAL AAL
  • レンタル・・・CAR
  • 公共(独立)・・・VST

今週のトレード

木曜日と金曜日に大半のポジションを利確もしくは損切りしています。現在の現金保有率は15%です。

MUSA

3月中旬に最初にエントリーしてその後の押し目で買い増ししていき、最終的に相場全体の下落のタイミングで売却。

MOS

ボラティリティの低下と共に出来高が減少した後のブレイクアウトでエントリーし、相場全体の下落のタイミングで売却。

REGN

3月初旬のブレイクアウトのタイミングでエントリーしておきたかった銘柄。その後の押し目からの反発時にエントリーし、弱気相場入りのタイミングで売却。

MCK

ボラティリティが低下し、出来高が一時的に減少した翌日のブレイクアウトを確認してエントリー。弱気相場入りのタイミングで売却。

PANW

出来高が低下した後の20日移動平均線からの反発のタイミングでエントリー。その後大きく上昇することなく弱気相場に入ったタイミングで損切り。

LPLA

2月の高値を出来高の急増を伴ってブレイクしたタイミングでエントリー。弱気相場に入るタイミングで大きく下落し始めたところで売却。

MMC

好決算の発表後の寄り付きでエントリーするも相場全体が下落したタイミングでストップ注文にかかり損切り。相場の状況が好転した後に再エントリーを検討したい銘柄。

VRTX

2月の後半に横ばいが続いた後に出来高が低下してレンジをブレイクしたところでエントリー。その後、上昇のタイミングで買い増し。最終的に出来高を伴って上ヒゲをつけて下落した翌日に売却。

NUE

3月後半から始まった横ばいをブレイクしたところでエントリー。好決算の発表後に買い増しするもその翌日の大きな下落のタイミングで全て売却。3月中旬のブレイクアウトのタイミングでエントリーできていると良かった銘柄。

現在の保有銘柄

  • COST
  • PLD
  • SLB

今週の戦略

先週の木曜、金曜にほぼ全セクターが売られる状況となっており、VIXも上昇トレンドに入っていますので、今週以降はVIXが落ち着くまで基本的に新たなエントリーは行わずに相場を観察しながら2022年Q1の決算発表を追いかけていきたいと思います。

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