【米国株】先週の振り返りと2022-03-21週の戦略

週間振り返り

先週の振り返り

相場環境の分析

FOMCの利上げが想定通りの内容で正式に発表され、ウクライナ戦争は停戦交渉に一定の進展が見られる報道が出たことで株式相場全体が上昇した一週間となりました。S&P500NQSDAQ100DOW30共に下落から反転して大幅に上昇しました。

NASDAQ100は下落トレンドラインをブレイクし、50日移動平均線まで回復しています。

VIXもこの一週間で急速に下落し、50日移動平均線を下回りました。

セクター動向

セクターの傾向を確認すると、特にこれまで大きく下げていたハイテク成長株、中国株を中心に強烈な上昇をした一方で、過去半年間に大きく上昇してきたエネルギーセクターが下落しています。

詳細な業種ではインターネット小売、高級品、デパート、ソフトウェア、半導体機器が特に良いパフォーマンスでした。下落しているのは石炭、石油関連全般、金です。

ETFの動向

ETFの傾向は、セクターの分析と同様の動きとなっており、石油・エネルギー(XLE USO)、金・貴金属(GLD GDX SLV)が下落し、一般消費財(XLY)、中国(FXI)が大きく上昇しています。

個別銘柄の動向

個別銘柄を見てみると以下の銘柄が大きく上昇しています。2021年末から大きく下げていた銘柄が特に大きく反発上昇しています。

  • ソフトウェア SQ +37.98% NET +23.8% SHOP +43.28% SNOW +23.52%
  • 半導体 NVDA +19.70% ASML +16.05%
  • 通信サービス FB +15.3%
  • インターネット小売 AMZN +10.81% BABA +24.90%
  • 自動車 TSLA +13.84%
  • 製薬 PFE +8.43%
  • 検査 TMO+11.19% DHR +11.30%

先週の決算発表まとめ

先週に決算を発表した銘柄の中ではソフトウェア関連の銘柄(DLO S)の上昇が大きくなっています。数字は週間騰落率です。

決算を発表した週に上昇⬆️

  • DLO 売上⭕️ EPS⭕️  +42.59%
  • S 売上⭕️ EPS⭕️ ガイダンス⭕️ +23.38%
  • WSM  売上 EPS⭕️ ガイダンス⭕️ +16.33%
  • JBL 売上⭕️ EPS⭕️ ガイダンス⭕️ +12.67%
  • DG 売上 EPS⭕️ 通期ガイダンス⭕️ +11.71%
  • EDR  売上⭕️ EPS⭕️ ガイダンス⭕️ +10.75%
  • LEN 売上⭕️ EPS ガイダンス +6.90%
  • CSIQ  売上 EPS⭕️ ガイダンス +5.79%
  • CMC 売上⭕️ EPS⭕️  +0.05%

先週のトレード振り返り

今週は確定した銘柄はZIMSEDGのみです。その他は先週から引き続き保有、もしくは先週新たにエントリーして保有しています。キャッシュ比率は5%まで下げています。

利確した銘柄

ZIM・・・目標株価に到達して利確+10.8%

損切りした銘柄

SEDG・・・公募増資発表で時間外に大きく下落し損切り-4.6%

保有銘柄

  • VRTX・・・先週から継続保有。バイオ製薬。
  • PANW・・・先週から継続保有。買い増し。ネットワークセキュリティ。
  • DLTR ・・・先週から継続保有。買い増し。ディカウントストア。
  • CVS・・・先週から継続保有。買い増し。健康保険、医薬品小売。
  • COST・・・新規エントリー。ディスカウントストア。
  • MUSA・・・新規エントリー。ガソリンスタンドとコンビニ。
  • SWCH・・・新規エントリー。データセンター。
  • BROS・・・新規エントリー。ドライブスルーに特化した飲料店。

今週の戦略

現在の保有している銘柄については、目標株価に到達したら一部を利確し、残りは上昇の勢いに任せて利益を伸ばしていきます。

先週は各指数が数ヶ月に渡る下落相場から反転して底打ちしてきましたので、オニール氏、ミネルヴィニ氏の成長株投資法に従って、この局面で新高値を更新もしくは新高値の更新に非常に近い銘柄を選定してエントリーのタイミングを探っていきます。

ウクライナ戦争の状況や金利の動向によっては再度相場が下落に転じる要素も残っていますので、損切りラインは引き続き近くに置きながらこまめな利確を心がけてトレードしていきます。

マーク・ミネルヴィニ − 株式トレード 基本と原則より

「最も良い銘柄は株価指数よりも先に底入れする。調整局面では主要な株価指数が安値を切り下げているときに、先導株は先に底を打ち、安値を切り上げていく。株式市場が全般に下げるなかで最もよく持ちこたえて、新たな上昇相場の最初の48週間に新高値圏に入る銘柄は真の先導株であり、大幅な上昇が期待できる。」

オニールの成長株発掘法より

「市場全体の下落が最終局面を迎えたあとに、最初に新高値を付けるまでに回復した銘柄が正真正銘の先導株である。このような株価のブレークアウトが、約13週間ほどにわたって次々と続くのだ。一級品の銘柄は、だいたい最初の34週間の間に抜け出てくるだろう。これが理想的な株の買い時期なので、絶対に見過ごさないように。

エントリー候補の銘柄は以下です。

今週の監視銘柄

RMBS 半導体(データセンター向けメモリ)

GFS 半導体(受託生産)

PSTG ソフトウェア(ストレージ)

STLD 鉄鋼

JBHT トラック輸送

PWR エンジニアリング建築

CCJ ウラン

MATX 海運(コンテナ、ハワイ)

今週の決算発表の予定

3/21

  • NKE

3/22

  • ADBE

3/23

  • LTBR
  • WGO

3/24

  • SNX
  • MCW
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