【米国株】2025-02-10週の振り返りと今週の戦略(監視銘柄)

週間振り返り

先週の米国相場は、大型ハイテク株が上昇を牽引し、ラッセル2000を除く株価指数が上昇しました。原油は短期の下落トレンドを続けています。金、銅は上昇したものの大きな上ヒゲをつけており、短期的な天井に到達しているような動きが見られます。

先週は決算発表でポジティブなサプライズがあったABNB、APP、DKNGなどの銘柄が力強く上昇しており、成長を継続している銘柄には買い手が集まっています。

今週はFOMC議事録、FRB要人発言、住宅関連の経済指標があります。決算発表はANET、BABA、WMTに注目です。

それではチャートを確認しながら先週の相場を振り返っていきましょう。

先週の振り返り

相場環境

米国債10年利回りは週の前半に大きく上昇した後に低下し、大きな上ヒゲをつけています。短期の下落トレンドからの反発に失敗しており、さらに下目線で進んでいく可能性が高そうなチャートになっています。

先週、VIXは下落を続けて15以下まで低下しています。このまま低い位置でとどまるようであれば株式市場にはポジティブです。

上昇トレンド銘柄の割合は短期の下落トレンド入りしていますが、一旦は大きな下落にはならずに20%付近で反発しています。ただし、短期のトレンドは下落となっているため、引き続き注意が必要です。

ナスダックの分析

ナスダックの月足チャートを確認すると2月の前半は強い上昇で最高値に到達しています。現時点の2月の騰落率は+3.11%と今のところ強い上昇を続けています。

ナスダックの週足チャートを見ると昨年12月から続いていたレンジを上にブレイクしています。50EMAを明確に割り込むことなく上昇トレンドを継続しています。

ナスダックの高値-安値銘柄数はプラス圏内に復帰しています。昨年12月からマイナス圏に入ると買われてすぐにプラスに復帰する動きが続いています。少しでも安くなったところで買いたいと考えている勢力が多くいるように見えます。

ダウの分析

ダウの月足チャートを確認すると、41616〜45168のレンジの上の方で推移しています。1月の終値からはほとんど動きがありません。

ダウの週足チャートを見ると3週間連続で43735〜45168のレンジの中で推移しています。このレンジをどちらに抜けるかで今後の方向性が定まりそうです。まだどちらに進むのか迷っている印象です。

S&P500の分析

S&P500の月足チャートを確認すると最高値まで戻っています。2月の騰落率は+1.25%となっています。

S&P500の週足チャートを見ると+1.41%の強い上昇で最高値付近まで戻っておりブレイクアウト寸前に見えます。強い上昇トレンドを維持しています。

ラッセル2000の分析

ラッセル2000の月足チャートは1月と同じレンジで推移しています。1月の終値からほとんどの変化はありません。

ラッセル2000の週足チャートを見ると、先週は大きな動きはなく横ばいでした。ただ、大きく下落すると買い手が現れる動きが見られます。2320をブレイクできれば再度上昇していく可能性が高まります。

コモディティ先物の分析

原油は-0.68%の下落で下落トレンドを継続しています。4週連続の下落です。週の前半に上昇した後に大きく下落して上ヒゲをつけています。まだ、買い手が優勢となる兆候は見られません。

天然ガスは強い反発で+12.57%の上昇でした。上昇トレンドは崩れてしまっていますが、4.218の抵抗線を越えられれば上昇トレンドに戻っていく可能性も残っています。

金は+0.45%の上昇でした。大きな上ヒゲをつけており短期的な天井をつけた時の値動きです。ここからしばらく横ばいか調整が入ることも想定する必要がありそうです。

銅は+1.65%の上昇でした。金と同様に大きな上ヒゲをつけており短期的な天井の可能性がありそうです。

セクター分析

セクター別のパフォーマンスを見るとヘルスケアと工業が弱く、それ以外は上昇しました。特に情報技術、通信サービスが強いです。過去1ヶ月で見るとエネルギーが弱く、ディフェンシブと通信サービス強いです。

業種別で見るとパフォーマンスが強かったのはギャンブル、家電、高級品でした。エンジニアリング、ウランが弱い。航空、ホテル、アパレル小売などの消費系が売られているようです。

個別銘柄の分析

先週はNVDA、APPL、SHOP、APP、TMUS、ABNBが強く上昇しました。BABA、PDDなどの中国ハイテク銘柄も強いです。

一方でパフォーマンスが悪いのは、AMAT、ANET、TMO、A、NVO、MRK、LMT、NOCでした。検査機器(TMO、A)やエンジニアリング(PWR、FIX)も下落しています。

今週の戦略

ナスダック、S&P500が新高値付近を推移しており、長期金利も短期的には下落傾向です。また、決算発表でポジティブなサプライズがあった銘柄は力強く上昇しているものが多く見られます。決算発表後の継続する値動きに乗るスイングトレードをするには良い環境と思います。今週も決算発表後に出来高の増加を伴って上昇を開始した銘柄を対象にスイングトレードを仕掛けていく予定です。

スイングトレード監視銘柄

監視銘柄は先週の決算発表後に大きく上昇したABNB、CHEF、CRSR、DKNG、PCOR追加しています。

監視銘柄のチャートはこちら。

Stock Screener - Charts ABNB,AFRM,AMSC,AVGO,BK,C,CHEF,CR,CRSR,DKNG,DOCS,EXPE,FLUT,GRMN,IBKR,IBM,IVZ,LYV,MS,NET,NXT,PCOR,PLD,RCL,SCHW,SNX,SPOT,TFC,TTWO,WSM ticker
Stock screener for investors and traders, financial visualizations.

今週の決算発表

今週の注目はANET、CDNS、GRMN、TOST、WMT、BABA、MELI、SHAK、BKNGです。

配当銘柄として保有中のMDT、WSO、TXRHの決算も要確認。

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