【米国株】2024-08-19週の振り返りと今週の戦略(監視銘柄)

週間振り返り

先週の相場は長期金利が低下し、株価指数が上昇しました。特に小型株、住宅建築、建築素材に強い上昇が見られました。

8月初旬の下落から急速に反発してきており、一般消費財、不動産、情報技術、公益事業のセクターは買われ過ぎの水準に到達しています。相場全体でみるとまだ買われ過ぎの水準には到達していませんが、今週はセクターによっては利確に伴う売りが出てくることも想定して心の準備をしておきたいと思います。

今週はNVDACRMCRWDの決算発表が予定されています。

それでは、チャートを確認しながら先週の相場を振り返っていきましよう。

先週の振り返り

相場環境

米国債10年物の利回りは-2.14%の下落でした。4月から始まった下落トレンドを継続しています。

VIX+7.02%上昇し、15.85で終えています。

上昇トレンドの銘柄数は上昇を継続しています。8月初旬の下落から急速に回復し、買われ過ぎの水準に近づいてきました。まだ上昇が止まる兆候は見られません。

セクター別に見てもすべてのセクターが上昇トレンドとなっており、一般消費財、不動産、情報技術、公益事業は買われ過ぎの水準に到達しています。これらのセクターは利確に伴う売りが出てくる可能性も想定して備えておく必要があるかもしれません。

ナスダックの分析

ナスダックの月足チャートです。8月の騰落率は+1.33%となっています。非常に大きな下ヒゲを付けており、下落したところで強い買い手が現れている様子が分かります。

ナスダックの週足チャートです。先週は+0.94%の上昇でした。小さい上ヒゲをつけており、上昇の勢いがやや弱まりつつあるのが少し気になります。

ナスダックの高値安値銘柄数はプラス圏内で上昇トレンドを継続しています。

ダウの分析

ダウの月足チャートです。8月の騰落率は+0.75%でプラスになっています。大きな下ヒゲを付けて新高値を伺う位置にあり、強気なチャートです。

ダウの週足チャートです。先週は+1.23%の上昇でした。終値ベースでは新高値を更新しています。

S&P500の分析

S&P500の月足チャートです。8月の騰落率は+1.77%となっています。大きな下ヒゲをつけており、下落したところで強い買いが入っていることを示しています。

S&P500の週足チャートです。先週は+1.34%の上昇でした。直近の高値付近まで戻っています。

ラッセル2000の分析

ラッセル2000の月足チャートです。8月の騰落率は-1.61%8月初旬の下落から回復してきています。大きな下ヒゲをつけており、強気なチャートに見えます。

ラッセル2000の週足チャートです。先週は+3.56%と強い上昇でした。まだ直近の高値までは回復できていません。

コモディティ先物の分析

原油は-0.66%の小幅な下落でした。大きな下ヒゲをつけており、72付近まで下がると強い買いが入る動きが見られます。何かきっかけがあればここから上昇し始めるかもしれません。

天然ガスは-4.76%の下落でした。3週前の安値を試すような動きが見られます。安値まで下げたところから反発できれば上昇に転換する可能性がありそうです。

金は+0.33%で横ばいです。綺麗な上昇トレンドを維持しています。

銅は+1.39%の上昇で2週間連続で上昇し、下落トレンドを終了してトレンドを転換しようとしています。

 

セクター分析

先週はエネルギーを除くセクターが大きく上昇しました。特に強い上昇が見られたのは不動産、素材でした。過去1ヶ月のパフォーマンスでもエネルギー以外は大きく上昇しています。

業種別のパフォーマンスを確認すると、強い上昇が見られたのは住宅建築、ウラン、医療情報、アルミ、放送、公共電力、アパレル小売りでした。下落が大きいのは医薬品小売、デパート、石炭、石油ガス精製です。

先週に下落から上昇にトレンドが転換した業種は農業資材(CFCTVA FMC)、靴(ONON BIRK DECK SKX)、医療機器(SYK BSX MDT TMDX)、娯楽車両(HOG LCII THO)、ソフトウェアアプリケーション(TTD APP UBER MNDY)でした。

個別銘柄の動向

先週は決算後にPANWTGTTJXROSTが力強く上昇しました。また、DHILENTOL 等の住宅建築銘柄、CARRCRH 等の建築関連の銘柄も強い上昇が見られました。INTUは決算後に下落しています。ASMLAMATLRCX等の半導体装置、MPCPSXVLO等の石油ガス精製もやや弱い動きとなっています。

今週の戦略

8月初旬の下落から力強く反発して相場全体の上昇が続いています。買われ過ぎの水準に到達したセクターも出てきており、今週は利確に伴う売りが出てくることを想定し、新しいエントリーは慎重に行なっていきたいと思います。

8/28NVDAの決算発表が予定されていますので、その前後は特に半導体関連の銘柄に激しい動きがあるかもしれません。

監視銘柄

先週の決算後の値動きが強かったCAVA8月初旬の下落から力強く反発してきたCRDOを監視銘柄に加えています。

監視銘柄のチャートは以下のリンクを参照してください。

Stock Screener - Charts ANET,APP,ASPN,AXON,CAVA,CBOE,CLBT,CRDO,CYBR,DHI,DOCS,ERJ,FRPT,FLUT,FTNT,GWRE,ISRG,MNDY,NEM,NFLX,NOW,NTRA,NVMI,PLTR,PSN,RKT,TMDX,TTD,VIRT,WIX ticker
Stock screener for investors and traders, financial visualizations.

 

来週の決算

今週はNVDACRMCRWDの決算に注目です。

8/26

  • PDD
  • HEI
  • TCOM

8/27

  • BOX
  • JWN
  • NCNO
  • PVH
  • S
  • SMTC

8/28

  • ANF
  • CHWY
  • FL
  • SJM
  • AFRM
  • CRM
  • CRWD
  • GEF
  • HPQ
  • NTAP
  • NTNX
  • NVDA
  • OKTA
  • PSTG
  • VEEV

8/29

  • BBY
  • BIRK
  • BURL
  • OLLI
  • DG
  • ADSK
  • DELL
  • ESTC
  • GAP
  • LULU
  • MDB
  • MRVL
  • ULTA
  • MNSO

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