【米国株】2024-06-17週の振り返りと今週の戦略(監視銘柄)

週間振り返り

先週の米国相場は、半導体銘柄の上昇が止まり、一旦の調整に入りそうな動きをしている中、6月に下落気味だったダウが買われて上昇しました。

6月に入ってから短期的な下落トレンドの銘柄が増加する傾向となっていましたが、やや売られ過ぎの水準に近づいており、ソフトウェアアプリケーション(ADBE、CRMINTU、NOW)、ITサービス(ACNCDW)、ホームセンター(HDLOW)等の過去1ヶ月間にアンダーパフォームしていた業種に反発する動きが見られます。

原油価格に下落から上昇に転換しようとする兆候が見られ、石油銘柄にも買いが入り始めています。

長期金利は下目線、VIXは低い水準で推移しており、株価指数の上昇の陰で下落が続いていた銘柄にも何かのきっかけで上昇を始めてトレードする機会が出てきそうです。

それでは、チャートを確認しながら先週の相場を振り返っていきましょう。

先週の振り返り

相場環境

米国債10年物の利回りは+0.81%と小幅な動きで横ばいでした。4.177%の水準を下回るようであれば、さらに下落が進む可能性が高くなります。

VIX+4.27%の上昇でした。12から14の範囲で推移しています。

ナスダックの分析

ナスダックの月足チャートです。6月の騰落率は+6.57%となり、5月に続き大きな上昇となっています。

ナスダックの週足チャートです。先週は+0.31%の上昇でした。一旦大きく上昇した後に下落し、大きな上ヒゲをつけています。短期的には下落もしくは横ばいの動きになる可能性が高いチャートパターンとなっています。

ナスダックの高値安値銘柄数は下落トレンドを継続しています。まだトレンドが転換する明確な兆候は見られません。

ダウの分析

ダウの月足チャートです。6月の騰落率は+1.17%で小幅な上昇となっています。

ダウの週足チャートです。先週は+1.65%とやや強い上昇が見られました。39300の水準を超えられれば上昇していく可能性が高くなります。

S&P500の分析

S&P500の月足チャートです。6月の騰落率は+3.48%となっています。5月に続きプラスで終える可能性が高くなってきました。

S&P500の週足チャートです。先週は+0.71%の小幅な上昇でした。ナスダックと同様に高値を更新した後に上ヒゲをつけています。短期的には下落か横ばいの動きになる可能性が高そうです。

ラッセル2000の分析

ラッセル2000の月足チャートです。6月の騰落率は-2.57%で株価指数の中では唯一の月間マイナスで終える可能性が高くなってきました。

ラッセル2000の週足チャートです。先週は+0.92%の小幅な上昇で短期の下落トレンドが止まる動きが見られます。

コモディティ先物の分析

原油は+2.66%の上昇でした。2週連続の上昇で短期的には上昇トレンドに入っています。原油価格の上昇と共に石油関連株にも買いが入ってくるかもしれません。

天然ガスは-6.11%の下落でした。2週連続で下落しています。今週も下落が続くようであれば、4月から始まった短期の上昇トレンドが終了する可能性が高くなります。

金は-0.76%の下落でした。過去4週間は小さなレンジで上下する動きを繰り返しています。次の上昇に向けて準備中のように見えます。

銅は-1.18%の下落でした。上下にヒゲをつけており、トレンドが転換する可能性のあるチャートパターンを示しています。

セクター分析

先週は通信サービス、金融が強く上昇する一方で、公益事業が大きく下落しました。

業種別のパフォーマンスを見ると、ギャンブル、ITサービスが強い上昇となっています。金、銅、アルミなどの金属素材も上昇しています。先週、特に大きく下落したのはソーラーです。

業種別のチャートを確認すると、他の業種に先駆けて短期的な下落トレンドから上昇に転換しようとしているのは、エンターテイメント(NFLX)、ホームセンター(HD、LOW)、ソフトウェアアプリケーション(ADBE、CRM、INTU、NOW)、ITサービス(ACN、CDW)です。

個別銘柄の動向

先週はソフトウェア(ADBECRMINTUNOW)、ITサービス(ACNIT)、地方銀行(HDBIBNNU)が強く上昇しました。6月に強く上昇してきたAAPLNVDAMETAが下落しています。

今週の戦略

大型ハイテク株が上昇を牽引して株価指数が高値を更新する中でその他の多くの銘柄は短期的な下落トレンドを続けています。ソフトウェアアプリケーション、ITサービス、ホームセンター、エンターテインメントなどのいくつかの業種に下落から上昇にトレンドを転換する動きが見られます。また、ダウを中心に下落していた銘柄に強い買いが入る動きも見られました。

短期的には売られ過ぎの水準に近づいており、何かのきっかけでその他の大きくの銘柄についても再度上昇していく動きが出てくる可能性が出てきていると思います。

監視銘柄

短期的にトレンドが転換する動きが見られるソフトウェアアプリケーション銘柄の中からADBEHUBSINTUNOW、地方銀行の銘柄の中からNUを追加しています。

監視銘柄のチャートはこちら。

Stock Screener - Charts ADBE,AMAT,ANET,APP,ARM,AVGO,CAVA,CARR,CCJ,CRDO,CRWD,CTAS,ELF,DECK,DKS,GS,GRMN,HUBS,INTU,NFLX,NOW,NTRA,NU,NXT,PSTG,ROST,THC,TMDX,TMUS,WWD ticker
Stock screener for investors and traders, financial visualizations.

今週、新高値をブレイクする可能性があり注目している銘柄はDKSELFNUです。

今週の決算

今週はFDXNKEの決算に注目です。

6/25

  • CCL
  • SNX
  • FDX
  • WOR

📈

6/26

  • GIS
  • PAYX
  • UNF
  • AVAV
  • BB
  • FUL
  • JEF
  • LEVI

📈

6/27

  • AYI
  • MKC
  • WBA
  • NKE
  • PNST

📈

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