先週の米国株式相場は、3週連続の下落から反発して上昇しました。金属素材、ソーラー、ソフトウェア、バイオ関連が特に力強く上昇しました。
先週から少しずつエントリーしてポジションを作り始めています。
現在の保有銘柄はこちら。
今週は9/13にCPIが発表されます。今後の相場の方向性を決める重要な数値になりそうです。インフレが沈静化してきていることが明確となるような数値であれば株式市場にはポジティブですが、逆にインフレが高止まりしている場合には、金利が上昇して株価指数は下落していく展開になることが予想されます。
CPI発表後の相場の動きをしっかりと見定めてからポジションを増やしていくかどうかを判断したいと思います。
以下、インフレ率のこれまでの推移と予想値です。
8月インフレ率 予想8.1%
コア・インフレ率(エネルギー、食品除く)予想6.1%
それでは、チャートを確認しながら先週の相場を振り返っていきましょう。
先週の振り返り
相場環境
ナスダックの高値–安値銘柄数は大幅に回復し-5となりました。CPIの発表後にプラス圏に戻れるかどうかを確認したいと思います。
VIXは-10.53%と大きく下落しました。まだ20以上に留まっていますが、直近は下落方向に進む可能性が高そうです。
米国債10年物の利回りは+3.79%上昇し、着実に上昇トレンドを継続しています。まだ下落する兆候は見られません。
ナスダックは+3.84%と3週連続の下落から反発してきました。短期的な上昇で終わってしまうのか、CPI発表後にも継続して上昇していくのか、今週の相場が分岐点になりそうです。
原油価格は-1.01%下落しました。大きめの下ヒゲをつけており、このまますんなり下落はせずに年末に向けてもう一度上昇していく可能性も残っていそうです。
天然ガスは-8.51%の大幅下落となり、2週連続で下落しています。当面は8月の安値を目指して下がっていく展開となりそうです。
銅価格は+4.15%と前週の大幅な下落から反発してきました。今年の4月以降の銅価格は株指数と相関が高い動きをしています。
金価格は+0.35%と小幅な上昇となっています。週足でダブルボトムのパターンを形成中です。また、4時間足でも小さなダブルボトムを作っており、この後も上昇する可能性が高そうです。
小麦価格は+7.21%と力強く上昇してきました。日足で安値を切り上げてきており、この後は短期的に上昇が続きそうなチャートです。
セクター分析
先週はすべてのセクターが上昇しました。金属などの先物価格の上昇に伴い素材セクターが特に良いパフォーマンスとなっています。
業種別に見ると、銀、銅、金、アルミなどの金属素材関連の業種が上位を占めています。その他に良いパフォーマンスとなっていたのはソーラーです。
弱い動きとなったのは、石炭、トラック、パッケージ食品でした。
個別銘柄の動向
個別銘柄を見ると、ソフトウェア(ZS、DOCU、SHOP、BILL、ASAN)、医療機器(PEN、TNDM、BLCO)、ソーラー(SPWR、RUN、MAXN)、銀行(NU)、リチウム(ALB、LTHM、SGML、LAC)、金属素材(GOLD、FCX、SILV、VALE、STLD)が力強く上昇しています。
10%以上の上昇が見られた銘柄は241件と先週の18件から大幅に増えています。業種別に見るとソフトウェア(ZS、ASAN、COUP)、バイオ(ISEE、DYN、RVNC、SAVA)、医療機器(PEN、PRCT)が強いです。
今週の戦略
先週は少しずつエントリーしてポジションを増やし始めました。現在の現金比率は65%です。
今週は、9/13のCPI発表後の相場の動きを確認してポジションを調整(買い増し、手仕舞い)していきたいと思います。
保有銘柄
- ADM
- CCJ
- LNTH
- SWAV
- CELH
- ENPH
- CPRX
- GPC
- AZPN
- WEAT
監視銘柄
- DRVN
- DV
- DGII
- ALB
- LEU
- XMTR
- AXSM
- WOLF
- LPLA
- JAKK
- IBKR
- MAXN
- RVNC
- REGN
- SQM
- LULU
保有・監視銘柄のチャートはこちら。
決算発表予定
今週はADBEの決算発表に注目したいと思います。
9/12
- ORCL
- BRZE
9/15
- ADBE