【株式トレード】上昇トレンド銘柄を確実に見つける方法 – ミネルヴィニ氏のトレンドテンプレート

トレード

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

マーク・ミネルヴィニ氏の書籍「株式トレード基本と原則」に記載されている銘柄選定の条件であるトレンドテンプレートのご紹介です。皆様の銘柄選定の際に参考になれば幸いです。

マーク・ミネルヴィニ氏は2021年の米国投資チャンピオンシップ (USIC)において、年間で338.42%という驚異的な利益を生み出した伝説的な個人トレーダーです。どんなトレードをしているかはこちらの記事をご参考に。

USIC 2021年優勝者マーク・ミネルヴィニ氏のエントリーポイント
2021年のUnited States Investing Championship (USIC)において、年間で338.42%という驚異的な利益を生み出したマーク・ミネルヴィニ氏のエントリーポイントの一部が公開されていました。どこでロング...

この記事では以下のような方を対象に上昇トレンドの銘柄の見つけ方をご紹介します。

株式トレードや投資をするときに、上昇トレンドにある銘柄を選ぶと良い、ということはよく言われるけど、実際に上昇トレンドである銘柄をどうやって見つけるのか良く分からないなぁ。

 

私も投資を始めた頃は、割安になっている銘柄を購入すれば良いはずと考えて、下落トレンドで大きく下がって割安になっていると思った銘柄を選んで購入して、さらに下落に巻き込まれて大損を食らったりしていました。

この記事で記載されている条件を利用してスクリーニングを行えば、あなたも確実に上昇トレンドの銘柄を見つけることができます。

実際にFinBizという銘柄のスクリーニングできるサービス(無料プランあり)でトレンドテンプレートとほぼ同じ条件で銘柄を選び出すためのスクリーニングの仕方もご紹介します。

なぜ、上昇トレンドの銘柄が良いのか?

まず、初めに上昇トレンドの銘柄が良いのかについてお話しします。

上昇トレンドの銘柄を探すと良い理由は、以下の書籍に記載されているように、急成長する株のほとんどが上昇トレンドの状態から急上昇を開始する傾向があるからです。

ミネルヴィニの成長株投資法

ほぼすべての急成長株は大幅に上昇する前に、明確な上昇トレンドにあったことは、過去のデータから明らかになっている。実際、急成長株の99%は、桁外れの上昇をする前に200日移動平均線を上回っていたし、96%50日移動平均線を超えていた。

私も日々のトレードでこの条件を利用して銘柄のスクリーニングをしています。実際にこの条件に当てはまる銘柄を選定していて良いと思った点は以下の2つです。

  1. 大きな下落に巻き込まれるリスクのある銘柄を選ぶことがなくなった。
  2. 株価が急騰する銘柄の多くは緩やかな上昇トレンドから加速度的に上がっていくことが多く、急成長株に巡り合える機会が増えた。

それでは、ミネルヴィニ氏のトレンドテンプレートの条件を確認していきましょう。

上昇トレンドの銘柄を選定するトレンドテンプレート

マーク・ミネルヴィニ氏の上昇トレンドの銘柄を選定するための条件はこちらです。

  1. 株価が150日、200日の移動平均線を上回っていること。
  2. 150日移動平均線が200日移動平均線を上回っている。
  3. 200日移動平均線が少なくとも1ヶ月上向きとなっている。
  4. 50日移動平均線が150日と200日移動平均線を上回っている。
  5. 株価が52週最安値よりも25%以上高い(最も良い銘柄は100%以上上昇している)
  6. 株価が52週高値から25%以内。
  7. RS(レラティブストレングス)が90台である。レラティブストレングスのラインが下降していないこと。
  8. ベースを上に抜けるときに、株価が50日移動平均線を上回っている。

50日、150日、200日の移動平均線を利用している点がポイントで、1から4の条件はそれぞれの線が右肩上がりで推移していることを確認する条件になっています。

5、6の条件は底値拾いをせずに、最高値の更新を繰り返している銘柄を選び出すための条件です。

RSについてはこの記事の後半に確認方法を記載しています。

上昇トレンドの銘柄の例 Exxon Mobil (XOM)

実際にテンプレートの条件を当てはめて抽出した上昇トレンドの銘柄の例です。3本の移動平均線が綺麗に右肩上がりになっていることが分かりますね。

FinBizでトレンドテンプレートを利用してスクリーニングしてみた結果

FinBizでトレンドテンプレートを当てはめた時のスクリーニングの条件はこちらです。RSなどいくつかFinBizでは設定できない条件があるものは除外しています。また、時価総額や株価に少し条件を加えています。

FinBizの上昇トレンド銘柄のスクリーニング結果はこちらのリンクから確認できます。

以下のように右肩上がりチャートの銘柄のみをスクリーニングできていることが分かりますね。

RS(レラティブ・ストレングス)とは?

7つ目の条件に記載されているRS(レラティブストレングス)は、米国株の個人投資家の多くが購読している株式の総合的な情報サイトInvestor’s Business DailyIBD)で閲覧できる指標で、他の銘柄と比較してどれだけ相対的に強い値動きなのかを数値化したものです。

https://www.investors.com

IBD伝説的な投資家のウィリアム・オニール氏が創刊したことでも有名です。

以下のようにチャート上にRSラインとして表示されているものと、レーティングの一覧のところでも確認できます。COMPOSITE RATINGというのはRSの数字も含めた総合得点です。100店満点で100に近い程優良な銘柄です。

 

「じっちゃま」こと広瀬隆夫氏のブログ記事でも紹介されていますのでご参考に。

http://markethack.net/archives/51801561.html

 

IBDは私も購読していて銘柄選定の際に参考にしています。

英語のサービスなので最初は難しいかもしれませんが、銘柄のRSを確認するために利用するだけでも有用ですし、IBD 50という厳選された優良銘柄のリストが頻繁に更新されていて、こちらもとても参考になります。月額$36.95と少々高いですが、本気で株式投資をやるぞという方にとっては有料で購読する価値があるサービスだと思います。

IBD 50のリストはSTOCK LISTSのメニューからIBD 50を選択すると確認できます。相対的な値動きが強く、EPSと売上の成長率が加速している銘柄がIBDによって選定されています。

 

最後に

この記事では上昇トレンドの銘柄を見つけるための条件をご紹介しました。実際にFinBizのサービスを利用して上昇トレンドの銘柄を効率的に見つけて、より高い確率で株式投資、トレードを成功させていきましょう。

 

タイトルとurlをコピーしました