【米国株】2024-01-08週の振り返りと今週の戦略(監視銘柄)

週間振り返り

先週の米国相場は長期金利が下落し、前週に下落していたハイテク銘柄が反発して上昇しました。大型ハイテク銘柄が株価指数の上昇を牽引していますが、個別銘柄を見ると短期の下落トレンドに入っている銘柄がやや増加してきています。

業種別に見ると、ウラン、半導体、ソフトウェアが上昇しており、1月最初の週の下落から力強く反発して上昇している銘柄が出てきています。

今週は小売統計、住宅件数などの経済指標が発表されます。また、金融系を中心に決算発表を予定している銘柄も増えてきました。それでは、チャートを確認しながら先週の相場を振り返っていきましょう。

先週の振り返り

相場環境

米国債10年物の利回りは-2.69%の下落でした。昨年10月後半から始まった下落が一旦停止した後は方向性が定まっていないように見えます。

VIX-4.87%の下落でした。昨年の11月以降は1214のレンジで推移しています。

ナスダックの分析

ナスダックの月足チャートです。年初からの下落は先週の上昇で打ち消されており、年初からの変化は-0.01%まで戻っています。

ナスダックの週足チャートです。先週は+3.10%の上昇でした。下落すると強い買い手が現れて上昇する動きが見られます。 

ナスダックの高値安値銘柄数はやや上昇し、プラス圏にとどまっています。

ナスダックの銘柄のうち200日移動平均線を超えている銘柄の割合は横ばいで大きな変化はありません。

ナスダックの銘柄のうち50日移動平均線を超えている銘柄の割合は下落しています。短い時間軸で見ると下落する銘柄が増えてきています。

ダウの分析

ダウの月足チャートです。年初からの下げ幅は-0.29%と大きな変動はなく最高値付近にとどまっています。

ダウの週足チャートです。先週は+0.24%で横ばいとなっています。上昇の勢いが衰えてきています。

ダウの銘柄のうち200日移動平均線を超えている銘柄の割合は上昇しています。

ダウの銘柄のうち50日移動平均線を超えている銘柄の割合は横ばいです。

S&P500の分析

S&P500の月足チャートです。年初の下落を打ち消して年初来からの変化は+0.22%とプラスに戻っています。

S&P500の週足チャートです。先週は+1.69%の上昇で年初の価格に戻っています。

S&P500の銘柄のうち200日移動平均線を超えている銘柄の割合はやや下落しています。

S&P500の銘柄のうち50日移動平均線を超えている銘柄の割合についても下落が進んでいます。下落に勢はありませんが、上昇する力は弱くなってきているように見えます。 

ラッセル2000の分析

ラッセル2000の月足チャートです。年初からの下げ幅は-3.74%となっています。

ラッセル2000の週足チャートです。先週は+0.03%で横ばいの動きです。一旦、下落は止まっていますが、まだどちらに進むかわからない状況です。

ラッセル2000の銘柄のうち200日移動平均線を超えている銘柄の割合は小幅に下落しています。

ラッセル2000の銘柄のうち50日移動平均線を超えている銘柄の割合は大きく下落し、下落トレンドに入っています。

コモディティ先物分析

原油は-1.56%の下落でした。昨年の12月から7074のレンジで推移しています。70を割り込むと買いが入り下ヒゲをつけて戻す動きが見られます。

天然ガスは+14.52%の大きな上昇で短期の下落トレンドをブレイクしてきました。10月の高値を超えて上昇していけるかを監視したいと思います。 

金は+0.09%と横ばいでした。比較的大きな下ヒゲをつけています。下がったところで買いに入る勢力がいることが分かります。金利が上昇しなければ金は上昇していくかもしれません。

銅は-1.72%の下落でした。2024年に入ってから2週間連続で下落しており、弱い値動きとなっています。

セクター分析

先週は情報技術、通信サービスが上昇し、エネルギー、公益事業、素材が下落しました。 

業種別のパフォーマンスを確認すると、ウラン、半導体、ソフトウェア、ITサービス、コンピューターハードが強く上昇しています。大きく下落しているのは、医薬品小売、石油ガス、肥料、空港、ソーラーです。

個別銘柄の動向

先週はMSFTGOOGMETAAMZNNVDAなどの大型ハイテク株が強く上昇しました。医療機器(SYKISRGALC)にも強く上昇している銘柄が見られます。

大きく下落しているのは、自動車(TSLA LI)、航空機(BA)、健康保険(CVS )、銀行(BACWFCTD)などです。

今週の戦略

株価指数は年初の下落から力強く反発して年初の価格に戻っています。ただし、50日移動平均線を超えている銘柄の割合が買われ過ぎの水準から下落して下落トレンドに入っており、短期的に下落している銘柄が増えてきていますので、スイングトレードのポジションを大きくするにはややリスクが高めな状況に見えます。

短期で上昇トレンドの銘柄が増えてくるまでの間は監視銘柄の動向を確認しながら、決算でポジティブなサプライズがあった銘柄を中心に短期のトレードを行っていきたいと思います。

スイングトレード監視銘柄

監視銘柄のチャートはこちら。

Stock Screener - Charts AFRM,AMD,AMR,ANET,CAMT,COIN,CRBG,CRWD,DKNG,ELF,FOUR,FRO,LLY,MMYT,NOW,NTNX,NVDA,PANW,PDD,REGN,S,SHOP,SMCI,SPOT,STNE,TMUS,VRT,WDAY,WDFC,ZS ticker
Stock screener for investors and traders, financial visualizations.

 

今週の決算予定

今週はGSMSIBKRTSMSCHWの決算に注目です。

1/16

  • FBK
  • GS
  • MS
  • IBKR

1/17

  • PLD
  • CFG
  • SCHW
  • USB
  • DFS
  • FUL

1/18

  • TCBI
  • FAST
  • MTB
  • BIRK
  • TSM
  • PPG
  • JBHT

1/19

  • TRV
  • CMA
  • STT
  • ALLY
  • FITB
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