【米国株】2025-01-28週の振り返りと今週の戦略(監視銘柄)

Weekly Review

先週の米国相場は、安価で高い性能の生成AIモデルのDeepseekが発表されたことで、月曜日に半導体株を中心に急落する動きで始まり、週中に持ち直してある程度持ち直した後に、トランプ大統領からカナダ、メキシコ、中国に対する関税が発表されたことで、金曜日にずるずると下落する形で一週間を終えています。

1月全体を振り返ると株価指数はすべて上昇し、特にダウが強い上昇で終えています。指数の中ではラッセル2000の小型株が出遅れています。

先物では天然ガスが20%を超える大きな下落となっています。

週末にトランプ大統領がカナダ、メキシコ、中国に対する関税を発表し、週末に先物価格が大きく下落している状態です。関税によりインフレが再燃するリスクが高まり、金利も再度上昇する可能性が高くなってきました。2月の相場は大きな下落で始まりそうです。

今週はスイングトレードは様子見とし、大きく下落した高配当株を買い増していきたいと思います。

Now, let's review last week's market by checking the chart.

Last Week in Review

Market environment

米国債10年利回りは-1.60%の下落でした。金曜日にやや上昇して小さな下ヒゲをつけて終えています。

VIXは週の前半に20を超えるところまで上昇し、最終的に+10.65%上昇して16.42で終えています。

上昇トレンド銘柄の割合は30%前後で停滞しており、上昇の勢いが止まりかけています。まだ上昇トレンドは継続しています。

NASDAQ Analysis

ナスダックの月足チャートです。1月の月間パフォーマンスは+2.09%の上昇で終えています。

ナスダックの週足チャートを確認すると先週は-1.48%の下落でした。週の初めに大きく下落した後に強く反発して小さな下落で終えています。

ナスダックの高値-安値銘柄数はプラス圏で推移していますが、MACDが上昇から下落に転換しようとする最初の兆候が見られます。

Dow Analysis

ダウの月足チャートです。1月の月間騰落率は+4.79%でした。比較的大きな下落と上昇を繰り返しており、2021年末頃と同じような動きが見られます。

ダウの週足チャートです。先週は+0.33%の小さな上昇でした。上下に大きめのヒゲを付けており、方向性に定まらない状態になっている可能性があります。

S&P 500の分析

S&P 500の月足チャートです。1月の騰落率は+2.63%の上昇でした。強い上昇トレンドを続けており、最高値付近で推移しています。

S&P 500の週足チャートを確認すると、先週は-1.02%の下落でした。比較的大きな下ヒゲをつけています。

Russell 2000 Analysis

ラッセル2000の月足チャートです。1月は月間で+2.50%の上昇で終えています。12月の大きな下落からはあまり戻せていない状態で、他の株価指数と比較するとやや出遅れています。

ラッセル2000の週足チャートを確認すると、先週は-1.07%の下落でした。2320付近の抵抗線を越えられずに下落しています。

Commodity Futures Analysis

原油は-1.04%の下落でした。71.90付近まで下落したところで反発して、比較的大きな下ヒゲをつけています。

天然ガスは-24.41%の非常に大きな下落でした。昨年の10月から開始した上昇トレンドを明確に終了しています。

金は+2.02%の上昇でした。5週間連続で上昇しており、強い上昇トレンドを維持しています。

銅は-0.97%の下落でした。4.2付近まで下落したところで反発して戻す動きを繰り返しています。

Sector Analysis

先週は情報技術、エネルギー、公益事業が下落し、通信サービス、ディフェンシブ、ヘルスケアが上昇しました。

業種別のパフォーマンスを確認すると、家電、ITサービス、食料品店が強く上昇し、医薬品小売、電子機器、ウラン、半導体が大きく下落しています。

Trend of Individual Issues

先週はDeepseekのニュースを受けて半導体(NVDA、TSM 、AVGO、MU)、コンピューター(ANET、DELL)、電子機器(APH、VRT)、エンジニアリング(PWR、FIX)、公共電力(CEG、GEV)などが大きく下落しました。原油・天然ガスの下落により、エネルギー株(CVX、KMI、OKE)も下落しています。一方で、安価な生成AIモデルの登場により恩恵を受けると考えられるAAPL、CRWD、NET、ACNなどは上昇しています。

Strategy of the Week

今週は週末に発表されたカナダ、メキシコ、中国に対する関税の発動により相場が大きく動くことが想定されます。相場が落ち着きを取り戻すまではスイングトレードのポジションは最低限とし、相場の反応を観察を見たいと思います。

長期保有の高配当銘柄については大きく下落したところで買い増しをしていきたいと思います。買い増しの候補はCVX、XOM、OKE、LMT、TXN、PEP、JNJです。

Swing Trade Monitoring Stocks

先週に半導体関連の銘柄が大きく下落したのを受けて、監視銘柄をいつもより多めに入れ替えています。決算発表後に強い値動きが見られたCR、IBM、IVZ、NXT、OSK、RCLを監視対象に追加しています。

Click here to see a chart of the stocks monitored.

https://elite.finviz.com/screener.ashx?v=211&p=w&t=ALSN,AS,AVGO,BK,C,CR,DAL,FLUT,FRPT,GRMN,IBKR,IBM,IVZ,LYV,MS,NXT,OSK,OZK,PLD,RCL,RDDT,SCHW,SNX,SPOT,SYF,TFC,TMO,TSLA,WIX,WSM&o=ticker

Scheduled to close this week

今週はGOOG、AMZN、LLY、PLTR、UBER、SPOTの決算に注目です。

2/3

SAIA TSN IDXX TWST NSSC

PLTR KD CLX NXPI BRBR RMBS FN

2/4

PYPL SPOT PFE REGN PEP RACE MRK EL EPD APO

AMD GOOG SNAP CMG ENPH AMGN EA

2/5

UBER DIS NVO EQNR BSX JCI  SWK ODFL

F QCOM ARM SYM AMSC PI ALGN AFL

2/6

LLY RBLX COP PTON HSY BMY TPR YUM PM

AMZN ELF NET AFRM FTNT MCHP PINS MPWR POWL

2/7

CGC FLO NWL CBOE

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