【米国株】2022-08-08週の振り返りと次週の戦略（保有・監視銘柄）

先週は米国債の長期金利が上昇を開始し、株式相場は7月前半から始まった4週間の短期の上昇トレンドの勢いが衰えて下落が始まっています。セクターの動向を見ると、ディフェンシブ、公共事業のみが上昇する弱気相場の典型的な動きが見られます。

先週は小売業の決算が多く発表されました。大きなネガティブサプライズはなく、WMT, ,HD, ,LOW, ,BJは決算発表後に上昇、TGTは決算発表後に下落する結果となりました。ガイダンスの数字を見るとやや弱気な印象で、特にEPSのガイダンスが未達の銘柄が多く、インフレの影響による賃金やコスト増の影響で利益が出にくい状況になりつつあるようです。

今週以降、相場全体が下落していく局面においても、上昇する銘柄もしくは小さな下落で踏みとどまる成長株を見極める良い機会になると考えています。次の上昇トレンドに備えて保有・監視銘柄を絞り込んでいきたいと思います。

それでは、チャートを見ながら先週の相場を振り返っていきましょう。

Table of Contents

Last Week in Review
Strategy of the Week

Last Week in Review

Market environment

ナスダックの高値更新銘柄と安値更新銘柄の数は、7/18からプラス圏を推移していましたが、8/19にマイナスに転じました。買い手の勢いが衰えてきていることを示しています。

VIXschool (e.g. of ikebana)+5.48と上昇しており、VIXの連続下落は8週間で終了しました。この後、20付近にとどまるのか、上昇トレンドが始まるのか注意して観察していきたいと思います。

US Treasury bond10The yield on the one-year+4.90%と上昇し、6月から開始した短期の下落トレンドをブレイクして上昇に転じています。特に新しい材料が出なければこのまま上昇を続けそうなチャートです。

ナスダックは200日の移動平均線を超えたところで上昇の勢いを失い-2.47%と下落に転じています。

原油価格は-2.17%と下落したものの$85付近で反発が見られます。先週は下ヒゲをつけて終了しており、今週に上昇に転じてくる可能性がありそうです。

Natural gas is+6.48%と7月につけた最高値を更新する勢いで上昇しています。欧州、英国の天然ガス先物は週間で16〜tilde19%の上昇となっており、世界的に天然ガスの供給が逼迫している状況が見て取れます。秋から冬に向けてガスの需要が高まる中、今後さらに価格が上昇してくる可能性がありそうです。