【米国株】2022-07-25週の振り返りと次週の戦略（保有・監視銘柄）

Nihon Blog Village

Last week.FOMCの会見を境に相場の動きが変わった一週間でした。米国債の長期利回りが下落し、株価指数が力強く上昇しました。好決算の発表をきっかけに新高値をブレイクして急騰する銘柄も多数見られました。特にソーラー関連はセクター内の銘柄が週間で20%以上の上昇が見られる力強い動きでした。

また、これまでひたすら下落を続けてきたコモディティの価格も上昇に転じています。特に金属関連は金、銅、鉄を中心に力強く反発しています。

セクターの動向を見ると、エネルギー、素材、工業、テクノロジーが強く、景気サイクルが少し前に戻り景気拡張期から景気後退期の間のような相場の動きです。

それでは、チャートを見ながら先週の相場を振り返っていきましょう。

Table of Contents

Last Week in Review
Strategy of the Week

Last Week in Review

Market environment

相場全体としては、先週のFOMCの会見の後に株価指数が力強く上昇し、コモディティについても石油、金属、小麦共に下落トレンドから反転して上昇を開始しています。FOMCを境に相場の全体的な流れが変わっています。

VIXは下落を継続し-7.47%にて終了しています。長期のサポートラインに到達していますので、今週はここから反発して上昇する展開となるか注意して見ていきたいと思います。

US Treasury bond10The yield on the one-year3週間連続で下落しています。このまま超長期のトレンドラインに向かって下落していくかを観察したいと思います。

ナスダックは+4.52%と力強く上昇しました。次のターゲットは上側のレジスタンスラインになります。13150ポイントあたりが節目になりますので、今後の数週間でこの水準を超えて上昇トレンドへ転換していくのか、再度下落トレンドに戻っていくのか観察していきたいと思います。

WTI原油価格は下落が止まり+3.46%と反発を始めています。ただし、先週の日足の値動きを見ていると1日の中で急上昇した後に売り込まれて急落する動きが見られ、売りと買いが交錯する粗い値動きとなっています。

天然ガスは非常に激しい値動きでした。週前半に高値をつけるところまで一気に上昇した後に下落を続け、最終的には-0.84%で終えています。

金価格は反転して下落トレンドをブレイクしてきました。+3.15%と力強い上昇です。2022年2月以来の大きな上げ幅です。

銅価格も下落トレンドをブレイクして+6.69%上昇して終えています。金と同様にこちらも2月以来の大きな上げ幅です。

小麦価格は下落トレンドから反発して+6.42%の上昇で終えています。まだ下落トレンドのチャネルの範囲内で推移しています。

Sector Analysis

先週はすべてのセクターが上昇しましたが、中でも力強く上昇したのはエネルギー、公共事業、工業、素材です。逆にパフォーマンスが良くなかったのは、ディフェンシブとヘルスケアIt is.

GDPの2四半期連続のマイナス成長となりリセッション入りの報道が流れ始めている中、一時的とは言え、景気サイクルが逆回転して景気拡張期から景気後退期の間ぐらい相場を見ているかのようなセクターの動きになっています。

業種別の動向を見てみると、圧倒的なパフォーマンスを見せていたのがソーラーです。それ以外には石油ガス採掘、石油ガス生産、石油ガス統合、ウラン等のエネルギー関連や、銀、鉄、銅などの金属関連の銘柄も良いパフォーマンスでした。

最も大きく下落していたのはエンターテインメントです。

Trend of Individual Issues

個別銘柄の動きを見ていきましょう。

Last week.全体的に上昇している銘柄が多くなっていますが、非常に力強い上昇だったのはソーラー（ENPH, ,SEDG, ,FSLR, ,RUN）と石油ガス採掘（HP, ,PTEN, ,VAL, ,RIG）です。これらのセクターは軒並み20%超の上昇となっています。

AMZN, ,MSFT, ,GOOG, ,AAPL, ,TSLA, ,XOM, ,CVXなどの大型株が力強く上昇しています。逆にヘルスケアやバイオテクノロジーの中小型株はあまり元気がありませんでした。

下落が特に目立つのは、ソフトウェア（SHOP, ,TTD）半導体（INTC, ,QCOM）、インターネットコンテンツ（META）、エンターテイメント（CMCSA, ,CHTR, ,ROKU）、中国インターネット小売（BABA, ,PDD, ,JD), gold (NEM）、特殊化学（SHW）It is.

先週、週間で10%以上の上昇が見られた銘柄は329件（先週は215件）ありました。ソーラー関連の銘柄が上位20件のうち7件含まれています。

その他は、金融機関向けのAI分析ソリューションを提供するPGY、高速通信用の半導体を開発するCRDO、欧州と米国向けに蓄電ソリューションを提供しているFLNC、サル痘の拡大の報道を受けて急騰したSIGA、電力網の最適化を行うソフトウェアサービスを提供するSTEMが大きく上昇しています。

Strategy of the Week

今週も多数の銘柄の決算発表が予定されています。

引き続き、各社の2022counter for years (following a number in the hito-futa-mi counting system)Q2の結果とガイダンスを確認して、コンセンサス予想を超える決算を発表する銘柄を探しながら、監視銘柄のエントリーと買い増しのタイミングを探っていきたいと思います。