Last week.Walmart, ,Targetの決算発表でインフレによる業績の悪化が浮き彫りになり、小売関連の銘柄がディフェンシブを含めて全面的に売られました。ハイテク大型株も引きずられる形で軒並み下落し、株価指数は7週間連続で下落I did.
このような弱気相場の中で、大きく上昇したのはバイオ、ソーラーでした。製薬、石油タンカー、バルク船も安定した上昇をしています。金属素材の先物価格が下落から上昇に転じたことで素材株も上がりました。特にリチウム関連株が良い動きです。また、中小型のハイテク成長株も力強さを取り戻しつつあります。
次週は、5月の金利の0.5%引き上げから3週間目に入ります。過去の0.5%以上の利上げ時の統計によると、利上げの3週間後から株価に戻る傾向がありました。先導株が動き始める可能性がありますので、今週は力強く上昇し始める銘柄に注目していきたいと思います。
今週の注目の決算は、5/25 NVDA, ,5/26 COST, ,SNOWIt is.
それでは、先週の相場環境、セクター動向をおさらいして、今週の戦略を考えていきましょう。
Last Week in Review
Market environment
VIXはまだ方向性が定まらない不安定な動きとなっています。最終的には+1.94%の上昇で終えています。週足チャートで見ると大きな動きとしては下方向の可能性が高い動きとなっています。
NASDAQschool (e.g. of ikebana)7週間連続で下落しました。引き続きサポートラインに沿って下落が続いています。今のところ、下落の途中で反発もなく一直線に下がっています。
まだ、下げが止まる兆候は見られませんが、一旦、今週あたりに反発してくるのではないかと見ています。その後の動きについては、6月頭のインフレ率の発表、FRBの利上げの発表次第になるだろうと考えています。
原油価格については先週から大きな変化はありません。特に新しいニュースがなければ、引き続き上方向で推移するものと見ています。
天然ガスは先週の予想に反して+5.48%の上昇で終えました。3週前にピークをつけたチャートになっているので、この先は短期的には、横ばいから下方向、中期的には冬に向けて上昇していく可能性が高いと考えています。
アルミを含む金属素材の先物価格が過去2ヶ月間の下落から上昇に転じる動きをしています。このまま上昇トレンド入りして上がっていけるかどうか注視していきたいと思います。
小麦価格は週前半に急騰し、その後は下落しました。供給の状況が改善しているわけではなく、今後も需給が逼迫した状況が続く限り、一旦調整した後に再度上昇に転じるものと思います。
Sector Analysis
素材、エネルギー、ヘルスケアが良いパフォーマンスとなりました。消費関連は生活必需品も消費財共に売られ、大きく下げています。ディフェンシブのセクターは普段値動きが小さい分、より下げ方がきつく感じられます。
業種分析
ソーラーが非常に強いパフォーマンスを見せています。その他は、金属素材全般、公共電力、検査、バイオ、海運などが良い動きです。
下落している業種を見てみると、ディスカウントストア、デパート、専門店、アパレル、食料品店などの小売系は全滅しています。年初からこれまで上昇を保ってきたパッケージ食品や飲料も売られています。投資家の逃げ場となるセクターも限られてきており弱気相場も最終段階になりつつあると思います。
個別銘柄分析
週間のパフォーマンスが良かった銘柄は以下の通りです。ヘルスケアと素材のセクターの中に上昇している銘柄が多く見られます。ソフトウェアやソーラー等の分野で中小型株の中に力強く反転して上昇を始めている銘柄が見られます。素材の中ではリチウム、アルミ、銅に関連する銘柄が強さを見せています。
- 製薬株 PFE AZN LLY MRK
- 石油ガス PBR BHP PBT AR
- タンカー TDW TNK TRMD
- 海運 GRIN GOGL DSX SBLK
- 金属素材 BVN BHP TECK VALE TMST ACH SCCO
- リチウム SQM ALB LTHM LAC
- 通信 AMZ VIV
- ソーラー ENPH SEDG CSIQ
- 自動車 NIO LI FSI RIVN
- ソフトウェア DLO MQ DOCN SNPS AZPN
- フィンテック UPST SOFI
週間上昇銘柄ランキング(上昇トレンド銘柄のみ)
欧米各国におけるサル痘の感染の広がりから、関連するバイオ銘柄としてSIGA が急騰しました。それ以外では GRIN TDW TNK GOGL SBLK TRMD INSW 等の石油タンカー、バルク船等の海運株が多数上位に入っています。
次週の戦略
今週は5月に行われた0.5%の利上げから3週間が経過します。IBDの記事に記載されていた過去の統計によると、3週間目以降は株価が上昇に転じる傾向があることが分かっています。
3週目までの株価きの動きも過去とは異なっていますので、そのまま同じ傾向となるかは確実ではありませんが、相場参加者の心理を考えると、0.5%の利上げによるネガティブなセンチメントが薄れるまでにかかる期間が3週間程度であることは同様と思われますので、株価にも類似する傾向が現れてくると考えています。
今週、エントリーの候補となるのは、上昇トレンドのセクターの中で最も良いパフォーマンスの銘柄, ,セクターに関係なく先週の弱気な相場環境で力強い値動きをしていた銘柄It is.
上昇トレンドのセクターと代表銘柄
まず、上昇トレンドのセクターとその代表的な銘柄を確認してみましょう。先週の相場全体の下落を受けて上昇トレンドのセクターがさらに少なくなりました。これまで上昇を継続してきた石油ガスに加えて、製薬、医薬品流通、公共ガスが弱気相場であっても安定した上昇傾向にあります。
- 製薬 $MRK $LLY
- 医薬品流通 $MCK
- 石油ガス 生産 $PXD $DVN $AR $PBT
- 石油ガス 統合 $XOM $CVE
- 石油ガス 精製 $VLO $VTNR
- 石炭 $ARCH $CEIX
- 公共ガス $SWX $NFE
保有銘柄
先週、2022年Q1の決算発表後に株価が反応して力強い上昇が見られた銘柄を対象にエントリーを開始しています。
直近の決算発表の内容で売上とEPSの成長が加速しており、チャートが上昇トレンドを継続してる銘柄として、特に AMR SQM ZIM に注目しています。
Stocks to watch
直近の決算発表でポジティブサプライズがあり、一旦、大きく上昇している銘柄を監視対象としています。今後、調整で下落した後に収束して横ばい期間を経過してから出来高を伴ってブレイクアウトしていく銘柄に狙いを定めていきたいと思います。
急上昇する確率が高く、かつリスクが低いエントリーポイントの例はこちらの記事をご参考に。
決算発表
今週の決算発表の予定です。注目の決算は NVDA COST SNOW It is.
- 5/23 HEI ZM
- 5/24 CSIQ DSX SBLK BBY JWN INTU
- 5/25 NVDA PLAB BOX WSM
- 5/26 COST SNOW DELL ZS DG MRVL DLTR M OKTA ULTA GLNG
Finally.
最後まで読んでいただきありがとうございました。米国相場は年初から大きな下落で厳しい状況が続いていますね。
こんな相場環境でも良い銘柄を見つけて、投資やトレードで稼いでいけるよう株式投資やトレードに興味がある方に有益な情報をお届けしていきます。
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