先週の振り返りと今週のプラン
先週はハイテク成長株、新しいIPO銘柄を中心に大きく売り込まれました。DOCU、ASAN、BILL、NET、AFRMなど20%を超える下落率でした。2020年3月のコロナショックと同じぐらいの衝撃です。
大型のハイテク株も下落が始まりましたが、AAPL、GOOG、MSFT、AMZN、NVDAなどは大きな下落には至っていません。
週中頃には落ち着きかけていたVIXは12/2から再度急上昇し、まだ30を超えたままです。SPY500、NASDAQ100の指数は日々下値の切り下げが続いており、200日移動平均線を下回る銘柄の割合も増加傾向です。来週も引き続き相場が不安定な状況が継続するものと思われます。
先週はほとんどトレードはしませんでした。12/1にVIXが下落し始めて反発しかけているように見えたので数銘柄だけ打診買いをしてみましたが、最終的に下げに転じてしまったのですべて損切りしました。10〜11月に上昇を続けていたのに慣れてしまい、またすぐに上昇するという感覚になってしまいました。常にフラットな感覚で客観的に相場を見るのは相変わらず難しいですね。
12/3時点でスイングトレード用の口座については90%をキャッシュに戻しています。長期保有用の口座は、決算発表後に売り込まれて大幅に下落した銘柄を損切りし、年末に向けてポートフォリオの整理を進めています。今週も引き続き、市場の動向を観察しながら無理なトレードは行わず、新しい投資対象の銘柄を研究していきたいと思います。
市場動向
今週は次の上昇相場に備えて新しい銘柄の選定と研究をしています。先週の個別銘柄、ETFの値動きを見ていると、以下の傾向が見られます。
- ハイテク成長株はほんの少しでも成長鈍化の兆しが見えると叩き売られる。
- スーパー、ディスカウントストアの小売業銘柄が上昇している。
- 住宅建設、資材関連の銘柄が上昇している。
- 保険関連の銘柄は大きな下落もなく安定もしくは上昇している。
- 不動産の一部は上昇トレンドを継続している。
- 電気、水道などの公共事業の銘柄に上昇が見られる。
- ETFを見ると長期米国債、社債が大きく上がっている。
- 国別のETFを見ると、韓国、台湾、メキシコ、ロシア、南アフリカが上昇している。
ハイテク成長株からディフェンシブな銘柄に資金が移動するリスクオフ時の顕著な動きになっている一方で、バリュエーションが高過ぎず直近の2〜3四半期の売上成長率が加速している銘柄は業種を問わず株価が上昇もしくは横ばいになっています。また、長期米国債、社債に大きく資金が移動しているのと、アジア、南米の国々への投資が進んでいます。
パフォーマンスが良かった銘柄
- VRTX +11%
- ARCH +3%
パフォーマンスが悪かった銘柄
- ASAN -37%
- AFRM -22%
- BILL -21%
- ETSY -21%
- NET -20%
来週の決算予定
12/6
- Mongodb Inc(MDB)
12/8
- RH(RH)
watchlist
現在、ウォッチリストの銘柄を全般的に見直し中です。これまでハイテク成長株中心のリストとなっていましたが、バリュエーションが高くリスクが高い銘柄が多いため、2022年に向けてパフォーマンスが良くなるであろう他の分野も含めて銘柄を選定中です。
2022年に注目しようと考えている分野
- 石油・エネルギー・・・景気回復に伴う人や物の移動が活発化し、石油の需要は引き続き高いと予想。
- 鉄鋼、コンクリート・・・米国政府の100兆円インフラ政策により大型の建設が進み、原材料の需要も拡大すると予想。
- 物流・・・オンライン販売への流れが加速するのに伴い物流自動化への投資、倉庫の拡充が進むと想定。
- 建設・・・住宅建築、建築資材、塗料、住宅家具。
- 保険・・・住宅や商業不動産に関連する保険。
- ハイテク分野・・・データの保存に関わるサービス、データ分析・活用、セキュリティインフラ。
以下、ウォッチリストです。赤字は新規に追加した銘柄です。