【米国株】2024-12-30週の振り返りと今週の戦略(監視銘柄)

週間振り返り

新年あけましておめでとうございます。

2024年は相場全体が上昇して株価指数は20%を超えるパフォーマンスとなり、2023年から始まった強気相場も2年が経過しました。

米国株式相場では平均すると3〜4年に1回程度の頻度で調整相場(10〜19%の下落)または弱気相場(20%以上の下落)が発生してきたことを考えると、今年もしくは来年に下落する相場がやってくる可能性は高くなってきていると言えます。

一方で8年以上連続で上昇が続いたことも数回はありますので、このまま上昇が続く可能性も残っています。

短期的な動向を確認すると、相場全体としては12月後半から下落トレンドの銘柄が多い状態が続いてきましたが、ようやくトレンドが転換する兆しが出てきました。

株式相場では下落はいつでも発生し得ることを心に留めておきつつ、今年も短いスパンでやってくる上昇の波を見つけて、いつも通り好決算銘柄を中心にスイングトレードをやっていきたいと思います。

今年は、生成AIを活用してトレードや投資の活動を効率化していく方法を色々試して、ブログやXを通じて共有していければと考えています。今年もどうぞよろしくお願いします。

それでは、チャートを確認しながら先週の相場を振り返っていきましょう。

先週の振り返り

相場環境

米国債10年物の利回りは-0.58%で一旦上昇が止まりました。ただし、上昇トレンドは継続中です。

VIXは年末に上昇した後、年始に下落し、+1.25%で先週を終えています。小さな上ヒゲをつけており、先週の流れを引き継いで今週も下目線で推移する可能性が高そうです。

上昇トレンドの銘柄の割合は売られ過ぎの水準から小さなダブルボトムを作り、トレンドが転換する兆候が見られます。金曜日に下落トレンドが終了しましたが、まだ上昇トレンドへの転換が確定したわけではありません。今週、上昇トレンドへ転換する可能性が高くなってきました。

ナスダックの分析

ナスダックの月足チャートです。12月は大きな上ヒゲで終えた後、新年の1月は+1.34%のプラスでスタートしています。

ナスダックの週足チャートです。先週一週間で見ると-0.91%となっています。10MAまで下落したところで反発して下ヒゲをつける動きが2回続いており、下落したところで買い手が現れる動きが見られ、買い手が優勢になりつつあるように見えます。

ナスダックの高値-安値銘柄数はプラス圏に復帰しています。MACDのトレンドが下落から上昇に転換しました。短期的な調整下落から復帰する兆しが見られます。

ダウの分析

ダウの月足チャートです。12月は-5.33%の大きな下落で終えています。1月は+0.35%の小さな上昇で始まっています。

ダウの週足チャートです。先週は-0.73%で終えています。ナスダックと同様にある程度下落したところで買い手が現れる動きが見られます。41880付近のサポートラインで反発する動きが見られます。

S&P500の分析

S&P500の月足チャートです。12月は-2.42%の下落、1月は+0.85%の上昇で始まっています。一歩引いてみると、12月の下落は11月に急上昇した後の一時的な調整に過ぎず、しっかりした上昇トレンドを続けているように見えます。

S&P500の週足チャートです。先週は-0.63%の小さな下落で終えています。他の指数と同様に下落すると買われて戻る動きが2回続いています。5811付近のサポートライン、20MAまで下がると買い手が優勢となるようです。

ラッセル2000の分析

ラッセル2000の月足チャートです。12月は-8.90%の大きな下落で終えて、1月は+1.57%の上昇でスタートしています。

ラッセル2000の週足チャートです。先週は+0.83%の上昇で終えています。他の指数と同様に下落すると買われて戻す展開が続いています。2182のサポートライン付近で買い手が優勢になる傾向が見られます。

コモディティ先物の分析

原油は+5.46%の強い上昇でした。下落トレンドを終えて明確に上昇トレンドを開始しています。

天然ガスは-0.86%の下落でした。4.0まで上昇したところで強い売り手が出て下落する動きが続いています。強い売り手がいることが分かりますので、現時点ではこのまま上昇するのは難しそうに見えます。

金は+0.87%の上昇でした。2024年の強い上昇トレンドから一時的な調整に入っています。次の上昇のタイミングを待っている状況のように見えます。

銅は-1.18%の下落でした。まだ下落トレンドを継続していますが、3.99付近のサポートラインまで下がると買われる動きが見られます。

セクター分析

先週はエネルギー、公益事業が強く、その他は下落しました。一般消費財、ディフェンシブが特に大きく下落しています。

月間で見ると、素材、不動産、工業が大きく下落し、通信サービス、一般消費財、情報技術が上昇しています。

業種別のパフォーマンスで見ると、先週は公共電力、石油ガス、石炭などの電力・エネルギーが強く、自動車メーカー・ディーラー、家電が下落しました。

個別銘柄の動向

先週はNVDA、ARM、TSMなどの半導体、MELI、NUなどの南米銘柄、SHEL、COP、EOG、LNGなどの石油ガス全般、CEG、VSTなどの公共電力が買われています。AAPL、TSLA、AVGO、MSFT、NFLXなどの大型ハイテク株が下落しています。

今週の戦略

2025年が始まり、12月から始まった短期的な下落トレンドに反転する兆しが出ており、今回の下落が一時的な調整で終わる可能性に傾いているように見えます。

今週は、トレンドの転換を確認できたらスイングトレードのポジションを追加していく予定です。

スイングトレード監視銘柄

3件の銘柄の入れ替えをしています。12月に決算後に上昇していたAS、DECK、RDDTを追加しています。相場全体のトレンドが上昇に転換したことを確認できたらポジションを追加していきます。

監視銘柄のチャートはこちら。

Stock Screener - Charts ALSN,ARIS,AS,AVGO,AXON,BLK,CDNS,CRDO,DECK,DIS,DRI,EMBC,FLUT,FRPT,GRMN,ISRG,LULU,LYV,NFLX,NOW,RDDT,SHOP,SMTC,SPOT,SYF,TILE,TSLA,URBN,WIX,WSM ticker
Stock screener for investors and traders, financial visualizations.

長期保有の高配当株ポートフォリオでは、割安な価格で推移しているPEP、JNJ、XOM、PG、LMT、AMGNを買い増していきたいと思います。

今週の決算発表の予定

今週はDALの決算に注目です。

1/6

CMC

1/7

RPM

AIR AZZ CALM

1/8

ACI AYI MSM UNF

JEF PSMT

1/9

KBH TTAN

1/10

DAL NEOG SNX STZ WBA

WDFC

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